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「品質が持たない」テスラに“10年最悪の烙印”、検査が暴いた致命的欠陥率…EV覇者の失速か

山田雅彦 アクセス  

【引用:テスラ】電気自動車市場を牽引してきたテスラが、ドイツのTÜV信頼性報告書で過去最悪級の評価を受けた。モデルYとモデル3はいずれも検査車種の中で最下位の欠陥率を記録し、特にモデルYは過去10年間で同年式車として最も高い数値を示した。長年「革新の象徴」と呼ばれてきたブランドにとって、この結果は品質に対する根源的な疑問を突きつけるものであり、テスラのブランドイメージが大きく揺らぎ始めている。

【引用:テスラ】報告書によると、2024年7月〜2025年6月に実施された約950万台の検査で、モデルYの欠陥率は17.3%に達した。これは2〜3年落ち車両の区分でTÜVが10年間観測してきた中で最悪の記録だ。モデル3も依然として13.1%と高い欠陥率を示し、MINIクーパーSEの3.5%と比べても大きな差がある。さらにTÜVは、テスラ車の主要欠陥としてアクスルアセンブリ、サスペンション、ブレーキ、照明など安全に直結する部品を列挙し、品質管理体制そのものへの疑念が深まっていることを示した。

【引用:トヨタ】一方、同じ検査でドイツ車や日本車は品質面で対照的な結果を示した。フォルクスワーゲンは複数モデルが部門別で上位に入り、メルセデス・ベンツは10年以上経過した車両でも最も低い欠陥率を記録して「長期品質」部門の金賞を獲得した。アウディが2位、トヨタが3位となり、伝統的メーカーが基本品質で確かな信頼を維持していることが改めて確認された。これらの結果は「革新」と「品質」は両立しなければ意味を持たないという現実を突きつける。

【引用:テスラ】今回の結果は単なる一時的な品質論争ではなく、テスラが長期的なブランド価値を維持する上で無視できない警告となる。安全部品での欠陥が続けば、消費者の不信感は避けられず、どれだけ先進的なソフトウェアや自動運転技術を強調しても評価を覆すことは難しい。TÜV報告書は、テスラが次の成長段階に進むためにはまずハードウェア品質の安定化が不可欠であるという明確なメッセージを示した。テスラがこの結果をどう受け止め、どこまで実質的な改善へ踏み込むのか、自動車業界の関心が集まっている。

山田雅彦
yamadam@kangnamtimes.jp

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