
米国軍がカリブ海で麻薬密輸容疑船舶を空爆した後、生存者までも再度攻撃して殺害したことが明らかになり、違法性の論争が起きている中、ホワイトハウスは作戦が適法な手順で遂行されたと反論した。
Newsisの報道によると、ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は1日(現地時間)の定例ブリーフィングで関連質問に対し、「米国のドナルド・トランプ大統領とピート・ヘグセス国防長官は、制裁対象に指定された麻薬テロ組織は戦争法規定に従って致命的な標的攻撃の対象になると明確に述べた」と強調したという。そして、9月2日にヘグセス長官が空爆作戦を承認し、フランク・ブラッドレー海軍大将が当該船舶を破壊するよう指示したと説明した。
取材陣が生存者まで殺害することを許可する法律は何かと問うと、「実施された空爆は米国の重大な国益を保護するための自衛的措置であり、国際海域で行われ、交戦規則を遵守した」と答えた。当時ヘグセス長官が乗組員全員を殺害するよう口頭で命令したというワシントン・ポスト(WP)の報道については「国防長官がそのような発言をしたことを否定する」と述べつつも、「麻薬テロリストたちが違法薬物を米国に密輸しようとすれば、彼らを殺害する権利があるとトランプ大統領が明確に述べた」と答えた。
トランプ大統領が麻薬との戦争を宣言した後、米国軍は20回にわたり中南米海域の麻薬密輸疑惑船舶を空爆した。しかし、十分な空爆の根拠は公開されておらず懸念が続いており、最近では空爆後に一部の乗組員が生き残ると2次空爆を行って殺害したという事実が明らかになり、批判が出ている。
当時、乗組員11人のうち生存者2人が船の残骸にしがみついている姿が映像に捉えられ、作戦を指揮していた特殊作戦司令官がヘグセス長官の指示に従って2回目の攻撃を命じ、彼らを死亡させたとWPは報じた。















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