
アフガニスタンで家族を失った10代の少年が、自ら引き金を引いて殺人犯を処刑する公開処刑が行われた。
2日(現地時間)、ユーロニュースやタイムズ・オブ・インディア(TOI)などによると、アフガニスタンのタリバン最高裁は、今年初めにある民家に侵入し、子ども9人を含む計13人を殺害した容疑でアブドゥル・ラフマンに有罪判決を下した。

有罪判決を受けた殺人犯ラフマンは、この日アフガニスタン東部のクリケット競技場に立たされた。 当局は、家族を失った13歳の少年に「許しと和解」または「死刑」の選択を与え、少年は死刑を選択した。
その後、少年の手には銃が握られた。計3発の銃声が響くと、現場に集まった8万人の観衆は「アッラーフ・アクバル(Allahu Akbar)」と連呼した。アッラーフ・アクバルは「神は偉大なり」という意味で、イスラム教の唯一神を称えるアラビア語の祈りの言葉である。
タリバンは1990年代後半にアフガニスタンを支配して以来、シャリア法に従い、公開処刑、むち打ち刑、石打ち刑を定期的に行ってきた。2021年に再び政権を掌握して以降、今回がすでに11回目の公開処刑となる。
国連は、タリバンが行う公開処刑を強く批判している。今回の処刑直前にも、国連アフガニスタン特別報告者リチャード・ベネット氏が、タリバンが支配する司法制度に疑問を呈し、処刑中止を訴えたが、タリバン当局は公開処刑を強行した。













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