
米軍が4日(現地時間)、東太平洋で麻薬運搬疑惑の船舶を撃沈し、4人を射殺したと発表した。「生存者に対する2次攻撃」の合法性論争が激化しているにもかかわらず、作戦を再開した。
Newsisの報道によると、米南方軍はこの日、ソーシャル・メディア「X(旧Twitter)」に「『サザン・スピア作戦』の統合任務部隊(JTF)は4日、ピート・ヘグセス米国防長官の指示に従い、国際水域で『指定テロ組織』が運用する船舶に致命的な打撃を与えた」と発表したという。
続けて「その船舶は違法麻薬を積んで東太平洋の知られた麻薬密売ルートに移動中であり、『麻薬テロリスト(narco-terrorists)』の男性4人を射殺した」と補足した。南方軍は声明と共に麻薬運搬疑惑の船舶と推定される小型船舶を攻撃する21秒の映像を公開した。その船舶は海上を迅速に移動していたが、炎に包まれて停止した。
約3週間ぶりの麻薬疑惑船舶撃沈再開で、米軍はこの日までに少なくとも23隻を攻撃し、87人を射殺したと把握されている。特に米特殊作戦司令部を率いるフランク・ブラッドリー海軍提督が議会に「生存者に対する2次攻撃」の経緯を説明した当日に作戦が再開され、トランプ政権が「麻薬船」の攻撃を続ける意向を明確にしたとの解釈が出ている。
ヘグセス長官はこの日、保守団体「ターニング・ポイントUSA」のアンドリュー・コルベット報道官がXに投稿した麻薬船撃沈支持の投稿に「あなたの願いは我々が従う命令だ。今また一つの麻薬船を沈めた」とコメントを残した。CNNは「ドナルド・トランプ米大統領は最近ベネズエラ領内の標的攻撃を繰り返し言及し、米国が麻薬疑惑組織に対する攻勢をさらに拡大する計画であることを示唆した」と付け加えた。















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