ポップスターのジャスティン・ビーバーが、Appleメッセージ(Messages)アプリのユーザー体験(UX)設計に不満を表し、異例にもAppleに“率直なアドバイス”を送った。
彼は自身のSNSで「Apple社員全員にリア・ネイキッド・チョーク(背後から首を絞める格闘技の技)をかけたい」と冗談を交えた表現を使い、この問題を言及した。

ジャスティン・ビーバーが自身の「X」アカウントにAppleメッセージアプリのUXデザインに不満を示した。
ジャスティンが提起した論点の中心は、メッセージアプリで「送信(send)」ボタンと音声入力用の「マイク(microphone)」ボタンが同じ場所に配置されている点だ。ユーザーがメッセージを入力するとボタンが「送信」に変わり、送信後に再び「マイク」に戻る。ジャスティンはこの設計のせいで、メッセージを送ろうとして誤って音声メッセージが録音されてしまう状況が頻繁に起きると主張した。
UX専門家たちは「2つの機能を同じ位置に統合する方式は、瞬間的な混乱を引き起こす可能性がある」とし、ジャスティンの問題提起には一理あると見ている。
ただし、世界中で数億人のユーザーがこのUIを大きな問題なく利用していることを考えると、これはユーザーそれぞれの習慣や操作の精度など、細かい使用パターンの違いによる可能性もあるという評価だ。
カナダに本社を置くグローバル技術メディア「WCCFTECH」は、今回の論争が最近Appleが導入した「リキッドグラス(Liquid Glass)」ベースのUI変更への不満と重なり、“Appleのデザイン感覚が以前ほどではない”という指摘が再び浮上する契機になったと評価した。リキッドグラスはiOS 26に導入された透明・半透明効果のUIで、ユーザーの間では好みが分かれていると伝えられている。
「WCCFTECH」は、ジャスティンのSNS発言が業界全体の論争に広がる可能性は低いが、ユーザー体験に敏感な大衆的アーティストがAppleを公然と批判した事例という点で、少なからぬ関心を集めていると報じた。













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