
ロシアが自国の技術で開発した初の人工知能ヒューマノイドロボットが、初公開の舞台でバランスを崩して倒れるハプニングが起きた。
10日(現地時間)、モスクワで開かれた技術イベントで公開されたロボット「アイドル(AIdol)」は、映画『ロッキー』のテーマ曲が流れる中、舞台に登場した。しかし、数歩進んだところでバランスを崩して倒れ、いくつかの部品が落下するアクシデントが起きた。
関係者らは慌てて舞台に駆け上がり、ロボットを幕の後ろに移動させて対応した。現場の映像はロシアの独立系メディアを通じて拡散し、「なぜ未完成のロボットを公開したのか」といった批判が相次いだ。
ロシアのロボット企業『アイドル(Idol)』は、今回の転倒が調整過程で生じたテスト段階の単純なエラーだと説明し、これを成長の糧にするとコメントした。
これを見たネットユーザーからは、「技術の問題ではなく酔っ払っているみたいだ」「ウォッカを飲みすぎたのでは」「アイドルじゃなくてアルコールだ」といった皮肉のコメントが寄せられた。
ロシア製部品の使用率が77%の「アイドル」は、10種類以上の感情を表現できる人工知能ヒューマノイドロボットだ。今回の公開は、ロシアがAIロボット分野の国際競争に加わる象徴的な試みとして企画されたが、結果的に倒れたロボットの映像がネット上で嘲笑や風刺の対象となり、かえって技術力への疑問を招く結果となった。















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