
ナショナル・リーグMVPに選ばれた瞬間の大谷翔平の反応が話題となっている。
全米野球記者協会がナショナル・リーグMVP投票結果を発表した14日(日本時間)、大谷は妻の田中真美子、そしてエージェント関係者らと画面を見守った。大谷と田中の間には愛犬デコピンがいた。
大谷はMVPに選ばれた瞬間、喜びを表し、田中、デコピンとハグを交わした。その後、デコピンに深いキスをした。
SNSではこのシーンが注目を集めている。田中ではなくデコピンだけにスキンシップをしたためだ。大谷の行動を愛らしいと感じる一方で、田中にはスキンシップをしなかったことに驚くファンもいる。あるファンは「大谷は田中よりデコピンを愛しているようだ」と冗談を言った。
一方、他のファンはこのシーンを「文化の違い」と受け止めている。Yahoo! JAPANでこのシーンが再注目される中、あるファンは「日本人は公共の場でのスキンシップを避けるからだ」と説明した。別のファンは「大谷がキスした相手が田中ではなくデコピンという点で、日本人らしい姿、特有の感情が現れている。田中にキスやハグをするのは日本男性として恥ずかしいが、何もしないのはアメリカ文化に反するため、この程度の『サービスショット』はあっても良いという大谷の控えめで品のある配慮だ」と分析した。

大谷は今回で3連続MVP受賞となり、3回ともデコピンと共にいた。2023年アメリカン・リーグMVPの発表時に初めてデコピンを公開し、昨シーズンを前にドジャースと契約した際にデコピンの名前を明かした。
その結果、デコピンはドジャースのマスコットの一つとなった。ドジャースは昨年8月にボルチモア・オリオールズとの試合で「大谷・デコピンボブルヘッドデー」を設け、デコピンが始球式を行ったこともある。ムーキー・ベッツは「デコピンを我がチームのマスコットにしている」と語ったこともある。
デコピンに対する大谷の愛情はここで終わらない。大谷はデコピンを主人公にした絵本を執筆した。「デコピンが開幕戦を救う」というタイトルのこの本は、マイケル・ブランクという作家と大谷が共著で、来年2月3日に出版される予定だ。収益は動物救助団体に全額寄付されると出版社側が明らかにした。
一方、大谷は全米野球記者協会の投票で1位票30枚を全て獲得し、受賞の栄誉を手にした。前回の3回の受賞と同様に、今回も満場一致でのMVP受賞となった。














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