
中国江蘇省南京の製造業者が従業員のトイレ利用を撮影し、15分を超えた場合に罰金を科したとの主張が浮上し、物議をかもしている。
11月27日、中国メディアによると、現地のソーシャルメディア(SNS)に公開された映像には、3月18日〜20日に作業服姿の従業員8人のトイレ出入りと利用時間が記録されていた。平均利用時間は12分〜16分だった。
映像を投稿したA氏は、当該企業で勤務した経験があるとした上で「従業員のトイレ利用時間は15分以内とされ、超過時には450元(約9,900円)の罰金が科された」と明かした。
続けて「トイレの前には防犯カメラが設置され、『トイレに頻繁に行く』という理由だけで罰金が科された」とし「罰金の基準はすべて管理者の裁量だった」と述べた。腹痛などの緊急時も罰金を避けるため我慢せざるを得なかったとする従業員の証言も出た。
現地のネットユーザーからは「トイレまで監視するのは人権侵害に当たる」「トイレ専任の監視員を置くのか」との批判が出た。同様の規定を理由に退職したとする体験談も投稿された。
論争の拡大を受け、南京市の労働当局は現場確認に入る方針を明らかにした。













コメント0