英国の資産家、財産継承のために公開婚活
身長・年齢・星座など厳しい条件を提示

英国の79歳の億万長者が、自分の息子を産んでくれる伴侶を探すため公開婚活を始めたが、配偶者を探すというより「雇用広告」に近い条件を提示したことで論争を呼んでいる。
『ニューヨーク・ポスト』が11月30日に報道した内容によると、英国の準男爵(Baronet)であるベンジャミン・スレイド卿は、数十年間妻を探すためデーティングアプリ「Tinder」のアカウントを作り、新聞広告を出し、テレビにも出演したことがあるという。
彼は最近「良い繁殖者(good・breeder)」となる女性を探す活動を再開し、要求条件を列挙した。
スレイド卿はまず、自分より30~40歳若い女性を探していると明かした。それについて「新しい車が欲しいなら新車を買うべきで、古い廃車を買うべきではない」という比喩を用いた。
彼は以前Tinderのアカウントを作った際、年齢を56歳と偽り、50代後半の女性に対し「58歳は私には年を取りすぎている」と言い、40代未満に年齢制限を設定したこともあった。

伴侶となる女性の身長は167cm以上でなければならず、銃砲所持許可の取得や運転免許は必須、さらにヘリコプター免許があれば優遇される。
スレイド卿は、新しい妻が彼の所有する1,300エーカー(約526万平方メートル)の領地と2つの城、さまざまな家事や財産管理を担当しなければならないため、法律・会計の知識も優遇条件として挙げた。
身体の健康やダンスのスキル、水泳能力、体力、知性、社交性なども条件に含まれている。
またスレイド卿は星座がさそり座であり、新聞社ガーディアンを購読している女性は応募できないと明言した。名前がアルファベットの「I」で始まるか、国旗に緑色が含まれる国出身の女性も彼の妻になることはできない。
スレイド卿は、未来の妻に年5万ポンド(約1,028万8,497円)を報酬として提示した。そして「9ヶ月分の冷凍精子を用意している。今必要なのは息子を産んでくれる妻だけだ」と強調した。
彼は1991年に前妻と離婚し、2人の間に子供はいなかった。その後、別の女性と2021年に体外受精を通じて娘を得たが、現在は連絡を取っていないと伝えられている。













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