
米国のある家庭で、隣家の犬がドアをノックしたために開けたところ、3歳の息子が顔などをひどく噛まれる事故が発生した。
「デイリー・メール」など海外メディアによると4日(現地時間)、テキサス州ヒューストン北西部に住むアレックス・カフェティロさんは、11月18日に妻のバレリアさんが犬がドアを引っかく音を聞いてドアを開けた際、息子が攻撃されたと明かした。
アレックスさんが「Facebook」で明かした内容によると、当時妻は自宅を訪れた犬の飼い主を探すため、犬の写真を撮っていた。その時、息子が犬を見ようとドアの方に近づき、犬はドアの隙間からバレリアさんを押しのけて入り込み、すぐに子どもに飛びかかった。
この攻撃で、息子は眼窩骨骨折、まぶた・眉・頬の裂傷、首の咬傷を負い、歯2本を失った。
バレリアさんは現地メディアとのインタビューで、「あまりに早く起きた出来事で犬を止められなかった」と語り、自分の足で犬を防ごうとしたが、犬は息子を攻撃したという。
当時リビングにいたアレックスさんは犬の首を絞めて制圧し、外に投げ出して息子を救出した。両親はすぐに子どもを病院に搬送した。

事件後、ハリス郡公衆衛生局は犬の飼い主ジャーメイン・アームストロングに狂犬病隔離に関する通知を送ったが、アームストロングは10日間の隔離措置も実施しなかった。
アレックスさんはアームストロングが犬を安楽死させるという約束を破り、動物管理所から家に連れ帰ったとし、「19日の最初の訪問から12月1日まで何度も家を訪れたが、家にいないふりをしてドアを開けなかった」と明かした。
アームストロングはバレリアさんが撮った写真の犬が自分のペットであることを認めながらも、攻撃に対する責任は受け入れていない。彼はメディアのインタビューで「俺はトラック運転手で道路にいた。何が起こったのかわからない」と述べ、「事故は相手側の一方的な主張に過ぎない」と語った。
アレックス・カフェティロさんは自分の隣人に「この犬を見たら特に注意してほしい」と警告し「幼い息子のために正義が実現されなければならない」と訴えた。
ハリス郡公衆衛生局は2日、該当の犬を飼い主から押収し、ハリス郡ペットリソースセンターに拘留したと発表した。
現在、州法には該当の犬を必ず安楽死させなければならないという明示的な規定はないとされている。













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