米国で「性被害を受けた」と訴えた女性配達員、逆に逮捕された理由

米国で、女性配達員が半裸の男性顧客を撮影し『SNS』に投稿した行為をめぐり、「不法撮影」の疑いで起訴された。

21日、米『ニューヨーク・ポスト』など現地報道によれば、配達プラットフォーム『ドアダッシュ』に勤務する20代女性A氏が、自身の『TikTok』に投稿した動画をめぐり警察に逮捕された。

投稿された動画には、衣類を足首まで下げ下半身を露出した男性の姿が映っていた。男性はA氏が食事を配達した先の顧客であった。

A氏が「顧客から『注文品は玄関先に置いてほしい』と指示されていたが、到着時には扉が開いており、室内のソファで男性が露出した状態にあった」と主張した。A氏はこの状況を「性暴力に当たる」と訴えたのである。

一方、警察はA氏の主張と動画内容が一致しないと判断した。警察は「A氏が男性宅のドアを自ら開けて入った事実が確認された。男性が入室を求めた形跡はない。男性は注文時に『食事は玄関先に置いてほしい』と指示しており、A氏も動画でこれを認めている」と説明した。

さらに「男性は酩酊し意識を失った状態でソファに横たわっていたことが確認された」と述べている。