男の乗客がタクシー運転手に性的に嫌がらせをした後、暴行を加え、車を奪って逃走する事件が発生した。
11月29日(現地時間)にイギリスメディアの『ザ・サン』が報じたところによると、25日の早朝、ドバイ市内でケニア出身のタクシー運転手A氏は、呼び出しを受けて男性乗客B氏を乗せたという。

B氏は最初は助手席の後ろに座っていたが、突然運転手のすぐ後ろに移動し、タクシー運転手A氏の身体を触り始めた。公開された映像には、B氏がA氏の胸などを触る様子が映っていた。A氏がこれを拒否すると、B氏は突然腕を伸ばして首を絞め始め、A氏は気を失いそうになった。息が詰まったA氏は、なんとか車を停めて逃げ出し、B氏は運転席に移動してタクシーを運転し、そのまま逃走した。
A氏は大きな怪我をしたが、命に別状はないとされている。ただし、治療費は全額自己負担であり、彼の両親は「会社が息子に業務復帰を強要しており、事件処理でも不利な状況に置かれている」と訴えた。
それにもかかわらず、ドバイ警察と政府機関は事件を積極的に調査しておらず、容疑者の身元や追跡状況についての公式発表もないとされている。これに対し、被害者側はケニア外務省に事件解決を求めている。














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