「ありがとう、アリアナ」乱入男の異様投稿、禁錮9日では収まらない不安

世界的ポップスター、アリアナ・グランデ（32）に突発的に駆け寄り騒動を引き起こした男が、シンガポールの現地裁判所で禁錮9日の判決を受けた。

報道によると、18日（現地時間）付の「ニューヨーク・タイムズ（NYT）」など海外メディアは、シンガポール裁判所が17日（現地時間）、オーストラリア国籍のジョンソン・ウェン（26）に対し、公衆の秩序を乱した罪で禁錮9日を言い渡したと伝えた。

ウェンは裁判の過程でも笑みを浮かべるなど、事態の深刻さを認識していないような姿を見せたという。

アリアナ・グランデは今月13日、映画『ウィキッド：フォー・グッド』続編のプロモーションのため、主演俳優らとともにシンガポールを訪れていた。

レッドカーペットイベントの最中、ある男が突然ステージ前方に飛び出し、グランデの肩を掴む場面が発生し、現場は一時混乱に包まれた。

撮影された映像には、ウェンが突然乱入しグランデの肩をつかむ瞬間、驚いたグランデがよろめくと、隣にいた女優シンシア・エリヴォが即座に彼を押しのけて守る様子がそのまま収められていた。

乱入直後、ウェンは警備スタッフによってすぐに制圧され会場から連れ出され、共演していた俳優たちも緊張を解かぬまま現場を離れた。

さらに大きな波紋を呼んだのは、ウェンが自身のインスタグラムに乱入シーンを自ら投稿し「アリアナ、飛び込む機会をくれてありがとう」と書き込むなど、平然とした態度を見せた点である。この投稿は強い批判を招いた。

ウェンの突飛な行動は今回が初めてではない。彼は今年6月、歌手ケイティ・ペリーのコンサートステージに上がろうとして制止され、さらにその後ザ・ウィークエンドの公演でも騒ぎを起こした前歴があるとされている。