「証明書ください」→「逮捕します」16年間も逃げ続けた、殺人未遂の60代男が自爆来訪

殺人未遂の疑いで16年間逃亡生活を送っていた60代男性が、証明書を取得するために自ら警察署の窓口を訪れ、逮捕された。

15日、ソウル恩平（ウンピョン）警察署は、先月17日に九老（クロ）警察署で逮捕された60代男性A容疑者を同月21日、殺人未遂の疑いで検察官送致したと発表した。

警察によると、A容疑者は2009年10月19日、恩平区で競合関係にあるカラオケ店のオーナーB氏を殺害しようと、火のついたシンナーの入った缶と鈍器を所持して押しかけた疑いがある。

当時、B氏の代わりにA容疑者を止めようとしたカラオケ店の従業員が全身に火傷を負った。A容疑者は事件直後に逃走し、逮捕されないまま捜査が中断された。

その後、16年間逃亡生活を送っていたA容疑者は、先月、運転経歴証明書を取得するためにソウル九老警察署の窓口を自ら訪れ、本人確認の結果、逮捕された。

なお、2007年に殺人未遂罪の公訴時効が15年から25年に延長されたため、この事件は公訴時効の影響を受けない。

恩平警察署から事件を引き継いだソウル西部地検は、9日にA容疑者を起訴し、身柄を拘束した。