トム・クルーズ、俳優人生で初のオスカートロフィー受賞へ
ハリウッドを代表するアクション俳優トム・クルーズ(62)が、キャリア初となるアカデミー賞トロフィーを手にすることが決まった。

現地時間17日、米映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は2024年のアカデミー名誉賞(Academy Honorary Awards)受賞者を発表。クルーズ氏のほか、振付師のデビー・アレン氏、プロダクションデザイナーのウィン・トーマス氏の3名が選ばれた。授賞式は11月に開催される第16回ガバナーズ・アワード(Governors Awards)で行われる予定。
アカデミーはクルーズ氏の受賞理由について、「歴代でも最も名声と興行的成功を収めた俳優の一人であり、パンデミック下の映画業界を支える上で重要な役割を果たした」と説明。また、「映画制作やスタントの分野における彼の献身的な姿勢は、多くの人々に感動と影響を与えてきた」とも評価した。
アカデミー名誉賞は、生涯にわたる功績や映画芸術・科学への特別な貢献を称える賞である。
クルーズ氏はこれまでオスカーに3度ノミネートされているが、いずれも受賞には至っていなかった。1990年の『7月4日に生まれて』では主演男優賞、1997年の『ザ・エージェント』でも主演男優賞、2000年の『マグノリア』では助演男優賞にノミネートされていた。また、2023年には主演作『トップガン マーヴェリック』が作品賞にノミネートされている。
『AP通信』は今回の受賞について「クルーズ氏が初めてオスカーにノミネートされた1990年から35年を経て、ついにトロフィーを手にすることになった」と報じた。