ゼレンスキー大統領「欧州も平和会談プロセスに参加すべき」

アメリカのドナルド・トランプ大統領は、ロシアとウクライナ首脳会談の成否にかかわらず、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談する意向を表明した。
『ロイター通信』によると、トランプ大統領は7日(現地時間)、ワシントンDCのホワイトハウスで記者会見し、「プーチン大統領はまずウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会うべきか」という質問に対し「そうではない」と答えた。トランプ大統領は「プーチン大統領は私との会談を望んでおり、私はウクライナ戦争を終結させるためにあらゆる手段を講じる」と強調した。
これに先立ち、プーチン大統領はアラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領との首脳会談後、「米国との首脳会談の場所は我々が決定するが、UAEは適切で相応しい場所の一つだ」と述べ、「我々にはこうした行事(米露首脳会談)を支援してくれる良き友人が多く存在する。UAEもその一つだ」と語った。
さらに、米国が提案したウクライナとの3者首脳会談について「全面的に支持するが、特定の条件が先に満たされる必要がある。残念ながら、その条件を満たすには時間がかかる」と述べ、事実上ゼレンスキー大統領との会談を拒否する形となった。
これに対し、ゼレンスキー大統領はSNSのX(旧ツイッター)を通じて「戦争は欧州で起きている。欧州連合(EU)も平和協定プロセスに参加すべきだ」と述べ、「安全保障顧問らがオンライン会議を開催し、欧州と米国、ウクライナの共通見解を調整する予定だ」と明らかにした。
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