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「我々が盾になる!」欧州3巨頭が結集、“モルドバ防衛”を誓いロシア包囲網を鮮明化

荒巻俊 アクセス  

ウクライナとルーマニアに挟まれた小国モルドバは、ロシアによるウクライナ侵攻以降、安全保障上の緊張が高まっている。

欧州連合(EU)の主要国首脳がそろってモルドバを訪れ、「ロシアの無謀な野望を傍観しない」と連帯の意志を示した。

27日(現地時間)、BBCによると、エマニュエル・マクロン仏大統領、フリードリヒ・メルツ独首相、ドナルド・トゥスク・ポーランド首相が同時にモルドバの首都キシナウを訪れた。

首脳らはモルドバのマイア・サンドゥ大統領と4者首脳会談を行い、「モルドバのEU加盟を積極的に支持する」との意向を表明した。

東欧の代表的な親西側指導者とされるサンドゥ大統領は、2024年のモルドバのEU加盟を憲法に明記する改正案を国民投票にかけ、僅差で可決させた。その後の大統領選でも勝利し、再選を果たした。

引用:EPA通信
出典:EPA通信

モルドバはかつてウクライナとともに、共産主義ソ連(現ロシア)の一部だった。1990年代初頭の東西冷戦終結とソ連解体を機に独立を果たしたものの、狭い国土に天然資源も乏しく、産業発展も遅れていた。さらに国民は親西側と親ロシアの勢力に分かれ、国内の分裂も深刻な状況にある。こうした中、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受け、サンドゥ大統領は国家非常事態を宣言し、西欧諸国からの安全保障確保を得るため、EU加盟を申請した。

この日の会議でサンドゥ大統領は「ヨーロッパが自由と平和を意味するなら、ウラジーミル・プーチン大統領のロシアは戦争と死の同義語に過ぎない」と語った。これに対しマクロン大統領は「モルドバのEU加盟の希望は明らかに主権的な選択であり、私はフランスからの連帯と自信のメッセージを届けるためにここに来た」と応じた。

メルツ首相は「(ウクライナを侵攻した)プーチン大統領はモルドバをロシアの支配下に置こうと試み、モルドバの自由と繁栄が絶えず脅かされている」と指摘した上で、「欧州と米国はウクライナの戦争を終わらせるため、あらゆる手段を尽くす」と強調した。

モルドバは1991年8月27日、ソ連の支配から脱して完全な独立国となった。マクロン大統領らが訪問した27日はちょうど独立34周年にあたる。サンドゥ大統領はこの点を強調し、EU加盟という「後戻りできない道」にモルドバを導く意志を示した。

サンドゥ大統領は米ハーバード大学を卒業後、世界銀行で勤務したエリート出身である。2015年、40代半ばでモルドバ政界に入り、閣僚や首相を経て、2000年に初めて大統領に当選した。

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