
フランスの国民的人気俳優ジェラール・ドパルデューが、女優に対する性的暴行容疑で再び法廷に立つこととなった。
フランスのBFM TVは、事件関係者の供述をもとに、ドパルデューがパリ刑事裁判所に送致され、裁判を受けることになったと2日(現地時間)に報じた。
ドパルデューは2018年8月、自身のパリの自宅で、俳優シャルロット・アルヌーに対し二度にわたって性的暴行を行った疑いを受けている。
アルヌーはドパルデューによる性的暴行を受けた後に告訴したが、2019年6月の警察と検察による捜査段階では十分な証拠が得られず、その後の処置は講じられなかった。
その後、アルヌーは予審判事に直接告訴状を提出し、正式な捜査が進められている。
アルヌーはInstagramに投稿したメッセージで「7年間、恐怖と地獄のような日々だった。今回の決定は、司法の真実が修正された一種の証である」と述べ、「あまりにも大きな出来事で実感が湧かないが、安堵感を覚える」と記した。
これまでドパルデューは、アルヌーとの合意に基づく関係であったとして、容疑を否定してきた。
さらに、ドパルデューは今年5月、映画スタッフへのセクハラ容疑で、一審で執行猶予付きの実刑判決を受けている。
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