
米国で母娘が近所で飼育されている犬に襲われ、娘が顔に重傷を負う事件が報じられた。
12日(現地時間)、米メディア『People』によると、10月4日、オハイオ州メンターに住むアレクシス・ハイアムさんが娘のカリナ・パラディーノさんと公園を散歩中、リードの外れたピットブルテリアに襲われたという。
アレクシスさんは「その犬が娘の顔に噛みついた」と語り、「水筒で何度も叩いたが効果はなかった」と当時の状況を説明した。カリナさんは顎が深く裂け、皮膚や唇が剥がれるなど顔全体に重傷を負った。
犬との格闘中、アレクシスさんは娘を頭上に持ち上げ、その後犬を道路側に引きずり出し、通行人の助けを借りて警察に通報したという。
負傷したカリナさんは小児病院に緊急搬送され、手術を受けた。
事故が発生したメンター市の広報担当者は、「攻撃した犬は安楽死処分された」と説明し、「事件の捜査が進行中で、刑事起訴の可否はまだ決定していない」と述べた。
当該犬の飼い主はほかに2匹の犬を飼育しており、追加の危険防止のため、これらの犬もすべて安楽死処分された。地元警察は動物管理当局と協力し、今回の事件に刑事責任を適用できるか検討している。
一方、母娘の知人らは治療費やリハビリ費用を支援する募金活動を開始した。募金ページでは、「今回の事件は母娘にとって一生消えない痛ましい経験であり、予想外の医療費や精神的トラウマに直面している」と訴えている。
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