
地球の大気中における二酸化炭素(CO2)濃度が2024年に過去最高を記録し、地球はさらなる長期的温暖化へと向かうとの見通しだと、国際連合の報道官が15日に警告声明を発表した。
「ニューシス」の報道によると、国際連合のステファン・デュジャリック事務総長報道官は、この日公開された『世界気象機関(WMO)温室効果ガス速報』の資料を引用し、定例記者会見で現在のCO2増加は人間活動の拡大や山火事などの自然災害の結果であると述べた。
また、陸上生態系および海洋におけるCO2の吸収源の減少も、大気中のCO2量増加の一因であると説明した。
WMO報告書によれば、CO2に加えてメタンや亜酸化窒素なども、人間活動によって生成される主要な温室効果ガスであり、これらの大気中濃度も増加していると、デュジャリク報道官は述べた。
WMOのコー・バレット副事務局長は、大気中のCO2やその他の温室効果ガスの増加が気候変動をさらに加速させ、より極端な気象現象を引き起こすと警告した。
そのため、大気中の温室効果ガス削減は、気候変動対策のみならず、経済安全保障や地域社会の福祉にも大きな影響を与える重要な要素であると強調した。
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