メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【報復合戦】米国のレアアース規制に中国も“港湾税同盟”で対抗!海運業界に“同盟”対決の波紋

竹内智子 アクセス  

 出典:AFP通信
 出典:AFP通信

米国が中国のレアアース輸出規制強化に対抗して「同盟連携」を呼びかけたのに対し、中国も米国の入港料課税に対抗するための同盟探しに乗り出した。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、中国交通運輸部の劉偉部長(大臣)は、19日(現地時間)に上海で開催された海運産業会議「2025 North Bund Forum」で、米国が中国船舶に入港料を課したことを「保護主義」と批判した。

劉部長はこの日、50か国から集まった400人以上の政府関係者、業界幹部、研究者を前に演説し「すべての海運関連企業は、公正かつ正義にかなう開かれた環境を促進し、世界経済および貿易発展の共通の利益を守るために協力すべきだ」と述べた上、「我々は相互理解と利益共有の原則を堅持し、他国と共に課題を乗り越え、グローバル海運の持続可能な発展のための新たなエコシステムを構築する」と語った。これは、米国の中国船舶への入港料課税に対し、世界各国および企業が連携して対応しようとする同盟結集の呼びかけを意味している。

米国は14日(現地時間)、中国船舶に対して1トンあたり50ドル(約7,541円)の入港料を課した。中国政府も、米国船舶に対して1トンあたり400元(約8,465円)相当の入港料を課し、対抗措置を取った。これは、米中貿易戦争の一環として中国がレアアース規制を強化したのを受け、米国が報復措置として中国へ100%の追加関税を課した直後に起こった出来事である。

その後、15日(現地時間)、米国のスコット・ベッセント財務長官は、米通商代表部(USTR)のジェイミソン・グリアー代表と共同で記者会見を行い、「中国は容認できない輸出規制を世界中に課している」と述べ、「これは我々の同盟国に対し、協力すべきであるという明確なシグナルになるだろう」と発言し、同盟国に協調対応を呼びかけた。

中国の入港料に対する対応も同様のものだった。劉部長は、米国の入港料課税を「一方的かつ保護主義的な措置」と位置づけ、中国が報復措置として米国船舶に入港料を課したことについては「根拠は十分にあり、自国の海運産業の利益を守るため、必然的に実施された」と主張した。

米中間での力の競り合いが続く中、世界の海運・造船業界における懸念も高まっている。ロサンゼルス市港湾局のジーン・セロカ局長は、「大手海運会社は顧客および企業を支援するため、最善の調整に努めている」と述べ、「我々が緊密に協力し、この問題に真摯に取り組めば、業界としてまだ多くの可能性があると考える」と語った。

一方、米国のシンクタンクである戦略国際問題研究所(CSIS)によると、米国で建造された船舶は世界の造船業全体の0.1%に過ぎないのに対し、中国の造船所は世界市場の53.3%を占めているという。これを根拠にすると、入港料は中国にとってより大きな打撃になる可能性がある。

これに対し、中国が期待するのは、膨大な物流量を背景にして、米国の消費財や製造業にコストを転嫁できる点である。上海は2010年以降、世界最大のコンテナ港の座を維持しており、昨年は前年比5%増の5,150万TEUのコンテナを処理、今年第3四半期までには4,150万TEUを処理し、前年同期比6%増と物流量が増加した。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 【危機】ビットコイン、10万ドル割れで“強気相場終了”警告!7万ドルまで急落の可能性
  • 「7分で王室の宝石を奪取!」ルーブルを狙った4人組強盗団の‟大胆犯行”
  • 「初月580万台突破! 」任天堂、“スイッチ2”の生産大幅拡大へ ゲーム機の歴史を塗り替えるか
  • 米中貿易戦争は“見せかけの対立”? ラガルド総裁が明かす「最終的に必ず交渉テーブルに着く」驚きの内幕
  • 「マドゥロを消す気か」トランプ氏、CIAに極秘“排除作戦”を指令…米軍1万人がベネズエラを包囲
  • ロシア特使、米露結ぶ“112kmトンネル構想”提案!トランプ大統領は笑って一蹴

こんな記事も読まれています

  • 「英国政府の補助金で量産か!?」…トヨタFT-Me、“太陽で走るEV”が現実に
  • 「その摩耗、タイヤじゃなくて車が悪い!」…整備士が警告する“危険なサイン5選”
  • 「走るためだけに造られた!」…GRカローラ、理屈抜きで“走り”を愛する者たちへ
  • 「この装備でこの価格!?」ルノー傘下ダチアが放つ“コスパ革命”…2026年モデルの衝撃
  • 【危機】ビットコイン、10万ドル割れで“強気相場終了”警告!7万ドルまで急落の可能性
  • 【壮絶ないじめ】10歳少年、同級生に“額タトゥー”掘られ、タイ騒然!タトゥーは消せても、心の傷は消えず
  • 「リクライニングは有料です」カナダの格安航空、まさかの“背もたれ課金”に批判殺到
  • 「不倫した妻、4万5,000円で引き渡し」インドネシアの伝統儀式が波紋

こんな記事も読まれています

  • 「英国政府の補助金で量産か!?」…トヨタFT-Me、“太陽で走るEV”が現実に
  • 「その摩耗、タイヤじゃなくて車が悪い!」…整備士が警告する“危険なサイン5選”
  • 「走るためだけに造られた!」…GRカローラ、理屈抜きで“走り”を愛する者たちへ
  • 「この装備でこの価格!?」ルノー傘下ダチアが放つ“コスパ革命”…2026年モデルの衝撃
  • 【危機】ビットコイン、10万ドル割れで“強気相場終了”警告!7万ドルまで急落の可能性
  • 【壮絶ないじめ】10歳少年、同級生に“額タトゥー”掘られ、タイ騒然!タトゥーは消せても、心の傷は消えず
  • 「リクライニングは有料です」カナダの格安航空、まさかの“背もたれ課金”に批判殺到
  • 「不倫した妻、4万5,000円で引き渡し」インドネシアの伝統儀式が波紋

おすすめニュース

  • 1
    53歳キャメロン・ディアス、“リアルママ”の近況が1年ぶりにキャッチ

    トレンド 

  • 2
    がん・糖尿病・心臓病のリスクをまとめて下げる…「慢性炎症を防ぐ」おすすめ食品10選

    ライフスタイル 

  • 3
    「お菓子の食べすぎ」で気分が落ち込む?メンタルをむしばむ“日常の悪習慣”4選

    ライフスタイル 

  • 4
    「ただの筋肉痛」だと思ったら、死にかけた…ランニングを楽しむ30代女性が語る、“生死の境をさまよった”体験

    ライフスタイル 

  • 5
    トップスターの元妻に月4000万円の生活費を要求「上流階級の暮らしを維持するため」…訴訟費用まで求め波紋

    トレンド 

話題

  • 1
    「中国で見せ物にはできない…」カナダの海洋公園でベルーガ30頭が安楽死の危機、“世話できる場所がない”

    トレンド 

  • 2
    20年間肺がんを研究してきた米国の権威、実は“3年間闘病中”だった…それでも「悔しくない」と語る理由は?

    トレンド 

  • 3
    【困惑】結合双生児の姉が結婚…「プライベートはどうしているの?」

    トレンド 

  • 4
    中国の大学生が「AI外骨格スーツ」を開発…まるで『アイアンマン』のようだと話題に

    トレンド 

  • 5
    監禁され暴行を受ける母を救うため、“911に電話して”と書いたメモを渡した米国の小学生

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]