
中国の地下鉄で、ある高齢者が女性乗客の足の上に強制的に座るという信じがたい事件が発生した。
3日、中国系メディア『ワールドジャーナル』の報道で、先月28日の夕方の帰宅ラッシュ時、『上海軌道交通9号線』の車両内で青い上着を着た高齢者が、座席に座っていた女性の足の上に強制的に座る出来事があった。さらに事件が起こる前、一部の乗客が彼に優先席を譲ったが、高齢者はこれを拒否した後、このような行動に出たという。
被害女性と周囲の乗客が制止したが、高齢者は席を譲らず、むしろ背もたれに寄りかかり微笑んでいたという。
その後、女性は警察に通報し、出動した警察官が現場で高齢者を強制的に引きずり出した。
『上海地下鉄側』は1日、該当事件を受理し関連部署に伝達したとし、調査を進めた後、結果を確認して公式見解を発表する予定だと明らかにした。
ただし、『上海市公安局』はインタビューには応じられないと伝えた。
中国の法律専門家らは、高齢者の行動が刑事処罰の対象となる可能性があると指摘した。
河南省の法律事務所の『フー・ジェン』弁護士は、「被害女性の同意なしに身体を接触したことは強制わいせつと見なされる可能性が高い」とし、「公共の場で他人にわいせつ行為をした場合、5日以上10日以下の拘留処分の対象となり得る」と説明した。
この映像はSNSを通じて拡散され、中国のネットユーザーの怒りを買った。
あるネットユーザーは「理解しがたい行動だ」と憤りを示し、また別のユーザーは「相手が高齢者や弱者だからといって、許したり黙認することはできない。年齢は免罪符にはならない」と批判した。













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