
イスラエル軍がレバノン南部のシドン市内にある「アイン・アル=ヒルウェ難民キャンプ」に18日の夕方(現地時間)空爆を行い、少なくとも13人が死亡し、数人の負傷者が発生したとレバノン保健省が発表した。
Newsisの報道によると、レバノンのアル・マナーTVの報道で、イスラエルの爆撃はこの市内でも最も人口が密集した地域を標的に行われたという。現場では複数台の救急車が犠牲者を病院に搬送し、その間もイスラエルの戦闘機はキャンプ上空で低空飛行を続けていたとこのTVは伝えた。
イスラエル軍もこの爆撃について認める声明を発表した。同軍はアイン・アル=ヒルウェにあるイスラム組織ハマスの訓練所地域に対して空爆作戦を行ったと明らかにし、その場所はハマスがイスラエル軍に対する攻撃を計画し実行する拠点として利用されてきたと付け加えた。この声明でイスラエル国防軍(IDF)は、レバノン内にあるハマスの拠点に対する軍事作戦を実施しており、今後ハマスが活動する場所であればどこでも攻撃作戦を続けると述べた。
イスラエルはレバノンの武装勢力ヒズボラと10月に停戦協定を結んだが、その後もレバノン国境地帯から完全に撤退せず、断続的にレバノンを攻撃してきた。ただし、今回の空爆はヒズボラではなくハマスを対象としたものだと公式に発表した。













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