
世界平和統一家庭連合(旧統一教会、以下「家庭連合」)との関係を疑い、安倍晋三前日本総理を自作の銃で殺害した山上徹也被告の母親が「今も家庭連合を信じている」と明らかにした。
Newsisの報道によると13日、朝日新聞など現地メディアは、この日、山上被告の母親は奈良地方裁判所で開かれた公判に証人として出廷し、このように述べた。
母親は「事件直後にすぐ謝罪すべきだったが、できなかった。今日はその謝罪をしたい」と語り、「山上が起こしたことについて、安倍前総理と妻の昭恵さん、遺族の皆さんに心から謝罪する」と頭を下げた。
続けて家庭連合を信じるようになった背景として、夫のアルコール中毒を挙げた。母親は「夫のアルコール中毒で辛い時期を過ごしていた中、朝の集会に参加することで心が浄化された」と述べ、「子どもたちを置いて(集会に)出かけたり、献金をするという事実を知り、夫や他の家族が反対して悲しかった」と説明した。
山上の母親が家庭連合の信者になった当時、山上は小学生だった。母親は夫の死亡保険金を含め、約1億円を教団に献金したとされている。このため、山上は大学進学も諦めざるを得なかったという。
山上は警察の取り調べで「献金で家庭が崩壊した」と述べ、「教団に恨みがあり(家庭連合と)深い関係がある安倍前総理を狙った」と供述した。
一方、山上は2022年7月、日本本州西部奈良県奈良市で参議院選挙の遊説中だった安倍前総理に接近し、銃を発射した。彼の弁護人は事件に母親の信仰がどのような影響を与えたのかを証明するために、母親や妹、宗教学者などを証人として申請したとされている。













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