
エヌビディアのジェンスン・フアンCEOが、全体会議の場で一部社員を強く叱責したことが明らかになった。
米メディア「ビジネス・インサイダー」によると、フアンCEOは20日(現地時間)に行われた会議で「エヌビディアの一部管理職が社員に対し、AIの使用を控えるよう指示していると聞いた」と述べ「正気なのか」と声を荒らげたという。
この発言は、エヌビディアが過去最高の業績を発表した翌日に行われた全体会議で出たものとされる。
フアンCEOは「AIで自動化できる作業はすべてAIで自動化したい。成果が出るまで使え」と述べ、AI活用を強く促した。
また、エヌビディア自社のソフトウエアエンジニアがすでにAIコード支援ツール「Cursor」を使用している点に触れ「AIに向かない作業があるなら、適応できるようになるまで使え」と求めた。
一方で、AIによる自動化が進むことに伴う雇用面での懸念にも言及した。フアンCEOは「皆さんの仕事がなくなることはないと約束する。オフィスでは駐車スペースが足りなくなっている」と述べ、人材増強に積極姿勢を示した。
実際、エヌビディアの従業員数は2024会計年度末の約2万9,600人から、2025会計年度末には約3万6,000人へと増加している。














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