
アマゾンが米国で食料品と生活用品を最大30分以内に配送する超高速サービス「アマゾン・ナウ(Amazon Now)」の試験運用を開始した。
アマゾンは2日(現地時間)、このサービスは現在シアトルとフィラデルフィアの一部地域で利用可能で、料金はプライム会員が3.99ドル(約621円)、非会員が13.99ドル(約2,179円)だと明らかにした。15ドル(約2,336円)未満の注文には1.99ドル(約310円)の追加料金が課される。
シアトルとフィラデルフィアの消費者は、アマゾンのアプリやウェブサイトの「30分デリバリー」メニューからサービスの利用可能性を確認できる。選択可能な商品は食料品、健康・衛生用品、電子機器、お菓子、医薬品など数千種類に及ぶ。
この発表は、アマゾンが先月アラブ首長国連邦(UAE)でアマゾン・ナウを拡大し、15分配送サービスを導入したのに続くものだ。
アマゾン・ナウは都心に位置する「マイクロ・フルフィルメント・センター」を基盤に運営され、アマゾン・フレックス(Amazon Flex)の労働者が食品、お菓子、生活用品、電子機器、医薬品などをピックアップして配送する。アマゾンは地域別の需要データを分析して在庫を最適化し、主要商品を住宅・オフィス地域の近くに配置することで配送速度を向上させている。
UAEでもアマゾンは超高速配送のために小規模な専用施設を構築しており、最近では30カテゴリーの製品を対象に2時間配送サービスも開始した。株価は1.67%上昇し、237.79ドル(約3万7,030円)で取引を終えた。
















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