
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が4年ぶりにインドを国賓訪問したとAFP通信、ロシアの国営タス通信などが報じた。プーチン大統領はこの日の夕方、インドの首都ニューデリーに到着し、1泊2日のインド訪問日程を開始した。
Newsisの報道によると、プーチン大統領のインド訪問は2022年2月にロシアがウクライナを侵攻する直前の2021年12月以来4年ぶりだという。インドのナレンドラ・モディ首相はこの日、ニューデリーのパラム空軍基地に直接出向き、午後7時10分頃、専用機から降りたプーチン大統領を直接迎えた。
今回の訪問はインドがロシア産原油の輸入などを理由に、8月から米国に輸出する自国産製品に50%の関税を課される状況で行われた。モディ首相はこの日の夕方、プーチン大統領のための非公開晩餐を主催する予定で、5日には首相官邸で首脳会談を行うという。会談終了後、両首脳は記者会見を開き、共同声明を発表する予定だ。
両首脳は今回の首脳会談を通じて国防協力を強化する方策を議論する見込みだ。ロシアはインドに最新型「Su-57」戦闘機の販売を提案しており、これは今回の会談で主要議題として扱われる予定だ。インドはロシア製「S-400」防空システムの追加導入も検討中だ。
国防協力だけでなく、貿易も今回の首脳会談の主要議題だ。これに先立ち、クレムリン(ロシア大統領府)のユーリ・ウシャコフ大統領補佐官は「両国は2030年まで続く戦略的経済協力プログラムに署名する計画だ」と明らかにした。
両国は貿易をさらに拡大する意志を示してきた。両国の貿易規模は2021年130億ドル(約2兆160億円)だったが、翌年には690億ドル(約10兆6,999億円)まで急増した。2030年には貿易規模を1,000億ドル(約15兆5,070億円)まで増やすことが目標だ。













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