
教皇レオ14世は、米国がベネズエラに対して強める軍事的な圧力について、別の手段を模索すべきだとの考えを示した。
「AP通信」によると、教皇は2日(現地時間)、レバノンの首都ベイルートからバチカンへ向かう専用機内で記者会見を行い「米軍がベネズエラ領内に侵攻するとの報道が相次いでいる」と指摘した。そのうえで「変化を望むのであれば、対話や経済的な措置によって働きかけるべきだ」と述べた。
南米ペルーで長年にわたり宣教師や司教として活動してきた教皇は「南米の宗教指導者たちは、事態の沈静化に向けた方策を模索している」と述べ「米国側の発信するメッセージを注意深く見守っている」と明らかにした。
さらに教皇は移民、なかでもムスリムへの差別をやめるよう呼びかけた。また「異なる信仰を持つ移民への恐れは、人種差別に根ざしている」と指摘し「レバノンでは宗教間の対話と友好が可能だと感じた。真摯な相互尊重の実現に向け、私たちは皆努力しなければならない」と強調した。














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