
11日午後、札幌の丘珠空港を出発し秋田へ向かっていた旅客機が、航行中にエンジンが停止するトラブルに見舞われ、函館空港に緊急着陸した。機体には乗客と乗員あわせて26人が搭乗していたが、けが人はいなかった。
函館空港に着陸したのは、北海道エアシステムが運航するプロペラ機で、午後1時半ごろ、2基あるプロペラのうち右側が停止した状態で滑走路に進入した。空港関係者によると、着陸は無事に行われ、機体は自力で停止したという。
トラブルが発生したのは、11日午後0時20分に札幌の丘珠空港を離陸した秋田行きの北海道エアシステム2823便である。同社によると、機体は離陸からおよそ2分後、上空で右側のエンジンが停止した。操縦士は状況を確認した上で、最寄りの函館空港への緊急着陸を決断し、午後1時半ごろに着陸した。
当時、機内では大きな混乱はなかったといい、乗客の一人は「怖さはあったが、なるようにしかならないと思い、皆おとなしく座っていた」と話している。
乗客・乗員26人にけがはなく、体調不良を訴える人もいなかった。北海道エアシステムは、機体の詳しい点検を行うとともに、エンジン停止に至った原因について調査を進めるとしている。















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