
シンガポールにおいて、電子タバコを吸う姿が収められた動画をSNSに投稿した20代の男に対し、罰金刑が言い渡された。
12月18日、香港メディアの「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」などは、「ラッパーボヤ(Rapperboya)」というニックネームを使用するクリッシュ・カリファ被告(25)が、SNSに電子タバコを喫煙する映像を投稿した容疑で、1万2,000シンガポールドル(約146万円)の罰金刑に処されたと報じた。
シンガポール保健科学庁(HSA)は、SNSに電子タバコを吸う姿を投稿した人物を起訴したのは今回が初めてであると言及した。当局は、カリファ被告が公共の場や自宅で電子タバコを所持、あるいは吸引している姿を確認したと説明している。
カリファ被告は2023年11月から2024年9月まで、電子タバコを吸うシーンが含まれた投稿をYouTubeやInstagram、TikTokなどのプラットフォームに複数回アップロードしていた。該当の投稿を閲覧したSNSユーザーが当局に通報したことで、カリファ被告に対する調査が開始されたことが明らかになったとのことである。
HSA関係者は、SNSに電子タバコを使用する姿を撮影して投稿することは、若年層が電子タバコを試すよう助長する可能性があると指摘した。その上で、今後も積極的な監視を通じて厳格に法を執行する方針を強調している。
なお、シンガポールは2024年9月からデジタルプラットフォームにおける電子タバコ規制をさらに強化した。この規定により、電子タバコの使用を推奨するSNSコンテンツを投稿した者は、罰金または懲役刑に処される可能性があるとしている。













コメント0