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フーシ派も参戦姿勢、中東緊張拡大で停戦遠のく

織田昌大 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

イスラエルとイランが停戦から2カ月で本土攻撃を一度ずつ応酬するなか、イエメンが再びこの戦争に関与し、中東の緊張は一段と高まった。8日(現地時間)、タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)の報道によると、この日の午前にエルサレムやテルアビブなど、イスラエル中部一帯にミサイル攻撃警報が発令されたという。

イスラエル国防軍(IDF)は警報発令直後、「イエメンからミサイルが発射された。防空システムを稼働中だ」と発表した。IDFはその後、発射されたミサイルをすべて迎撃したと発表し、事態の収束を宣言した。イエメン方面からミサイルが発射されたというイスラエル軍の主張が事実なら、イスラエルがイランの弾道ミサイル攻撃に対応してイランの中部と西部への空襲を行った直後にイエメンがイスラエルを攻撃したことになる。

イエメンから発射された不明のミサイル攻撃の背後には、親イラン武装組織フーシ派がある可能性が指摘されている。イスラエルがイランに対する報復攻撃を行うとフーシ派が再報復に出た可能性がある。フーシ派は現時点で公式な立場を示していない。

引用:ニューシス
引用:ニューシス

ただしフーシ派は、7日の声明で「イスラエル軍によるレバノンの首都ベイルート南部への空爆に対する報復として、イラン軍が実施した軍事作戦及びミサイル攻撃を支持する」とし、「『抵抗の枢軸』は地域の状況に応じて継続的に協力する。イスラエルは今後どんな戦争の拡大も試みてはならない」と強調した。

イラン最高指導者の外交政策顧問を務めるアリ・アクバル・ベラヤティ氏はさらに「抵抗の枢軸は『2つの海峡』を全て封鎖する能力を持っている」と述べた。イスラエルが休戦違反を続けるならフーシ派を動かしてバブ・エル・マンデブ海峡を封鎖し紅海まで遮断するという意味だ。

現在イランと終戦交渉を進めている米国のドナルド・トランプ大統領は、イランとイスラエルの対立激化を鎮めようと懸命だが、特に効果を上げていない。トランプ大統領は7日のFOXニュースやアクシオスなど、米メディアとの電話インタビューで、休戦後初めてイスラエルにミサイルを発射したイランに対し「私がイランに言いたいのは、ミサイルを撃ったのだから、もうやめて(交渉)テーブルに戻って合意しろということだ」と述べた。

イランが対イスラエル攻撃の名分としたイスラエルのレバノン攻撃については「イスラエルとの調整はなかった。私は不満だ」と不快感を示しつつ、「イスラエルが(イランの攻撃に対して)報復しないことを望む」と公に圧力をかけた。

米メディアはこの日、トランプ大統領がイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話したと報じた。彼は通話でも直接ネタニヤフ首相に報復による戦争拡大の懸念を表明し自制を促したと推測されるが、ネタニヤフ首相はすでに何度もトランプ大統領の警告を無視し戦争の拡大を固執している。

1日、トランプ大統領はベイルートを攻撃すると言ったネタニヤフ首相との電話で「あなた、狂っているのか」、「皆があなたを憎んでいる」などの厳しい表現を使いレバノン軍事作戦の拡大に対する強い不満を示した。3日にはトランプ大統領の仲介でイスラエルとレバノンが休戦に合意したが、イスラエルはわずか数時間後に再びレバノン南部に空襲を行った。トランプ大統領は7日、イランとの交渉が非常に近づいているとし、「8日か9日または10日中、合意に達する可能性がある」と述べた。

この発言について、一部では11日に開幕する北中米ワールドカップを前に、60日間の休戦延長及び非核化交渉の開始を柱とする了解覚書(MOU)に合意したいという強い意志を表明したのではないかとの見方が出ている。ワールドカップの成功裏の開催は、11月の中間選挙を控えたトランプ大統領の業績になる可能性があるが、戦争下で行われるワールドカップは世界の不安を抱えた「影を落とした大会」に過ぎないかもしれない。

焦るトランプ大統領とは対照的に、イスラエルとイランはいつでも全面戦争に突入する構えで報復を警告しながら場外での攻防を続けているため、当分の間、中東の緊張は収まらないと見られる。

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