
【引用:Queensland Police Service】飼い主と共に乗っていた船が転覆した際、犬のハイディは救助を求めるため暗闇の中を11時間泳ぎ続け、最終的に飼い主の命を救った。英紙「デイリー・メール」などによると、数年前、豪州クイーンズランド州モートン湾付近で釣りをしていた漁師たちが、何かが泳いできたのを発見した。よく見るとジャーマン・シェパードで、漁師たちは急いで海から引き上げたという。

【引用:Queensland Police Service】犬の周囲には燃料タンクや釣り道具箱、ウェットスーツなどが浮かんでおり、漁師たちは飼い主が海上に取り残されていると判断し、ブリスベン水上警察署に通報した。これを受けて水上警察は緊急出動。捜索には救助ヘリコプター500機、警察船4隻、クイーンズランド海上安全局のジェットスキー、ボランティア海上救助隊やボランティア海上保安官らが総動員された。

【引用:Queensland Police Service】捜索の結果、沈没した船にしがみついていた63歳の男性が発見された。船が沈んでから15時間水面に浮かんでいた男性はすぐに病院に搬送され、幸い大きなけがはなかった。先に救助されたハイディも動物病院に運ばれ、検査の結果、健康に問題はなかった。ハイディは飼い主の帰りを待つ間、少し食事を取り十分に休息したという。

【引用:Queensland Police Service】その後、男性とハイディは再会。男性は「突然、船が動力を失い次第に沈み始めた。私が船につかまり水面に浮かんでいる間、ハイディは暗闇の中を11時間も泳ぎ続けて助けを求めていたようだ」と語り、愛犬を抱きしめた。ブリスベン水上警察署のジェイ・バレストウ中佐は「プレジャーボートを利用する際には装備と安全に特に注意する必要がある」と述べ、「幸いにも今回の捜索はハッピーエンディングに終わった。我々はハイディをこの日の名誉警察犬に任命することを決定した」と付け加えた。
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