
【引用:プラネット・ラブス】中国が開発した最新鋭ステルス無人戦闘機「攻撃(GJ)-11」が、チベット自治区シガツェ空軍基地の滑走路に整然と並ぶ姿が衛星画像で確認された。米軍事専門メディア「The War Zone」は10日、3機のGJ-11が同基地に配備されたことを報じ、中国の無人戦闘機計画が実戦段階に近づいていると分析した。

【引用:The War Zone】民間衛星企業「Planet Labs」が8月から9月にかけて撮影した写真では、GJ-11がまるで海を滑るエイのような独特の形状をしており、その異様なシルエットが衛星画像でもはっきりと浮かび上がる。全長約10メートル、翼幅約14メートルのこの機体は、中国が十年以上を費やして開発を続けてきた精密攻撃型UCAVで、情報収集や監視、偵察任務に加えて、巡航ミサイルや対レーダーミサイルを搭載し、対地・対空攻撃にも対応できるとされる。

【引用:The War Zone】「The War Zone」は、米国が全翼機型ドローンの開発を慎重に進める一方で、中国が巨額の資金を投じて先行していることを象徴する事例だと指摘した。また、GJ-11が配備されたシガツェ空軍基地は、標高3782メートルの高地に位置し、インド国境までわずか145キロ。実戦を想定した試験環境として最適な地理条件を備えている。ここには中国の第5世代ステルス戦闘機「J-20」も展開しており、ドローン作戦の中枢拠点となっている。

【引用:CCTV】同メディアは、シガツェでの運用を通じて中国が実戦に直結する戦術研究と技術改良の機会を得ていると分析した。ロシアやインド、フランスもUCAV開発に注力しているが、米国の同分野は停滞しており、無人戦闘機を巡る覇権争いの構図が鮮明になりつつある。
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