
【引用:X@kohaze102】ボクシングの試合をご覧になったことがあるだろうか。選手たちが拳を突き出し、闘志を燃やすあの姿――「ファイティングポーズ」と呼ばれる構えである。けれど、ここにいるのはグローブをはめたボクサーではない。怖い戦いなど、どこにもない。ただ、世界でいちばん愛らしい「闘いの構え」を見せた、小さな子猫がいるのだ。

【引用:X@kohaze102】物語の主人公は、「こはぜ」という名の子猫。飼い主に甘えたり、日向でのんびり昼寝したり――その無邪気な姿で、毎日の暮らしにぬくもりを添えてきた。そんなある日。こはぜがふと見せた一瞬の仕草が、飼い主のカメラに偶然収められた。

【引用:X@kohaze102】その姿は、まるで小さなボクサーのようであった。体を少し丸め、ふわふわの前足を高く掲げる。瞳はまっすぐ前を見据え、どこかで見たことのある「構え」を取っている。そう、それはまぎれもなく「ファイティングポーズ」だった。だが相手はリング上の選手ではない。おそらく、猫じゃらしとの真剣勝負を控えていたのだろう。

【引用:X@kohaze102】ふっくらとした肉球を突き出して立つこはぜの姿は、威嚇にはほど遠い。怖さなど微塵もなく、むしろ見る者の心を一瞬で奪うほど愛らしかった。写真を見た人々からは、歓声が上がった。「これぞ奇跡の一枚!」、「可愛すぎて、戦う前に降参してしまいそう」、「猫じゃらしを持って、私もこの試合に参加したい」SNS上は、こはぜの“やさしい闘志”にすっかり癒やされた人々の声であふれた。

【引用:X@kohaze102】この出来事は、猫という生きものがどれほど不思議な魅力を持っているかを思い出させてくれる。たったひとつの仕草が、笑顔を生み、心をほどく。それは、人を癒やす力であり、まさに愛らしさという名の闘志である。

【引用:X@kohaze102】こはぜが見せた「ファイティングポーズ」は、戦いへの構えではなかった。飼い主に「遊ぼう」と語りかける、世界でいちばん平和でやさしい挑戦状だったのだ。
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