
【引用:デイリー・メール】道を歩いていて、飢えに苦しみ骨と皮だけになった動物を見かけたことがあるだろうか。もしそんな姿を目にしたら、胸が痛み、目を背けることはできないだろう。メキシコ旅行中に瀕死状態の捨て犬を見つけ、すべてを捧げて新たな命を吹き込んだオーストラリア人カップルの感動的な物語がある。

【引用:デイリー・メール】カップルが出会ったのは、路上で衰弱しきった1匹の犬「ミゲル」だった。体は極度の栄養失調で骨ばかりが浮き出し、毛は抜け落ち、さらに他の野良犬にいじめられた傷が全身に残っていた。捨て犬ミゲルがこれまでどれほど辛く孤独な思いをしてきたか、考えるだけで胸が痛む。

【引用:デイリー・メール】運命のように捨て犬ミゲルに目を奪われたカップル、ルビーとイヴは、この小さな命を見捨てることができなかった。ルビーとイヴは近くの動物保護施設を探したものの、すべて満室だった。

【引用:デイリー・メール】そこでルビーとイブは「私たちがミゲルの世話をしよう」と決意した。2人は病院での検査費や治療費など、約18万円を超える大金を費やし、ミゲルの治療を始めた。診断の結果、深刻な栄養失調、皮膚病、寄生虫感染など複数の症状を抱えていたが、ルビーとイヴの献身的な介護と愛情によって、ミゲルは命を取り留め、少しずつ回復していった。その後、カップルは正式にミゲルを引き取り、残りの旅行期間中、共に楽しい時間を過ごした。そして出会いから5カ月後、奇跡のような変化が訪れる。

【引用:デイリー・メール】ガリガリだった捨て犬ミゲルの体重は2倍以上に増え、抜け落ちていた毛もつややかに生えそろい、まるで別犬のように健康で愛らしい姿に変わったのだ。今では遊び好きで活発な性格に変わり、飼い主の愛情をたっぷり受けながら幸せに暮らしている。

【引用:デイリー・メール】しかしその後、ルビーとイヴは急遽メキシコを離れなければならなくなり、一時的にミゲルと離ればなれになった。ルビーとイヴは現在ミゲルを友人宅に預けており、毎月ミゲルの医療費や生活費を送り続けているという。

【引用:デイリー・メール】ルビーとイヴは、捨て犬ミゲルをオーストラリア・ブリスベンの自宅に迎えるため、輸送や検疫、抗体検査など複雑な手続きを進めている最中だという。彼らは「一日も早くミゲルに再会し、これからも共に幸せに暮らしていきたい」と願っている。小さな命を救ったこの物語は、真の奇跡とはお金でも技術でもなく、一つの優しさと愛情から始まるということを改めて教えてくれる。













コメント0