
【引用:ETtoday】13歳の老犬のシバ犬「ウェイウェイ」を介護する飼い主の心温まるエピソードが多くの人々に感動を与えている。台湾・台中に住むアキ・リー(Aki Lee)さんは、今年初めから愛犬ウェイウェイに認知機能の低下症状があることに気づいたと地元メディアの「ETtoday」に明かした。ウェイウェイは壁にぶつかっても次の行動を取らなかったり、突然動きが鈍くなるなど、認知症の前兆症状を示し始めていた。その中でも特にアキさんを辛くさせたのは、ウェイウェイがトイレに入るたびに道を見失い、不安になって鳴き叫ぶ姿だった。ドアが開いているにもかかわらず出口を見つけられずに吠える姿に、切なくなるのだった。

【引用:ETtoday】多くのことを忘れてしまっても、ウェイウェイが唯一忘れなかったのは、飼い主のアキさんの声だった。退勤後に帰ってくるアキさんの声を聞くと、ウェイウェイは今でも元気に駆け寄ってきて歓迎してくれるという。アキさんは他の飼い主たちに役立つよう、ウェイウェイが経験した具体的な認知症の症状を共有した。シバ犬は認知症の発症率が高い犬種であることを知っていたため、ウェイウェイが普段容易に行っていた「握手」「食べる」「歩く」といった行動を突然理解できなくなり、動きが鈍くなったときに認知症を疑うようになったと説明した。

【引用:ETtoday】また、ウェイウェイの昼寝の時間が長くなるなど睡眠パターンが乱れる「昼夜混乱」も経験した。真夜中に突然起きてドアをひっかいたり叩いたりすることが夜に2〜3回まで増え、最終的に動物病院を訪れて獣医から認知症の診断を受けた。ウェイウェイは今では水入れや餌入れの位置すらも忘れ、空中に向かって舌を出すことも多くなった。アキさんは「散歩から帰ってきたウェイウェイが階段の入り口を通り過ぎてまっすぐ進み、トイレに入って便器にぶつかり、怒って吠えている姿を動画に収めた」と語り、毎日方向感覚を失い彷徨うウェイウェイの日常を伝えた。

【引用:ETtoday】家族はウェイウェイが水を飲めるように常に皿を目の前に持ってきたり、階段を上り下りする時や角を曲がる時には方向を教えたりするなど、彼の生活を支えるために最善を尽くしている。アキさんは認知症の犬を介護する上で最も重要なのは忍耐であると強調した。それでも、ウェイウェイが自分で階段を上り下りし、食事をし、散歩するなど、できるだけ日常の活動を維持することが重要だと付け加えた。アキさんが「Facebook」で投稿するウェイウェイの愛おしいエピソードに、多くのネットユーザーは「私たちの犬も認知症を患っているので、その気持ちがよくわかる」「家族の温かい努力に感動した」「ウェイウェイが幸せであるように応援する」といったコメントで共感と励ましを送っている。













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