
モデル兼俳優のイ・スヒョクが中国でのファンミーティングで長時間にわたる過酷なスケジュールを強いられたとの疑惑が浮上した。議論が広がる中、所属事務所は「予期せぬ事態だった」とし遺憾の意を表した。
イ・スヒョクは8月30日、中国杭州で単独ファンミーティング「イターナル・マジックアワー:許藍新動」を開催した。所属事務所サラムエンターテインメントによれば、チケットは販売開始からわずか2分で完売し、彼の熱い現地人気を実感させた。
しかし台湾EBC放送は9月1日、「イ・スヒョクが主催側の過度なチケット販売により、12時間にわたり数千人にサインをしなければならなかった」と報道した。
報道によると、当初6時間30分で予定されていたイベントは、主催側の無理な販売で12時間に延長された。さらにエアコンが故障し、イ・スヒョクはシャツがびしょ濡れになるほど汗を流しながら日程をこなした。それにもかかわらず、主催側はポスター500枚への追加サインまで求めたと伝えられた。
イベント終了時には彼の顔色が悪化し、ふらつく姿まで見られた。オンラインに拡散した写真には、汗で濡れたシャツ姿のイ・スヒョクが映っている。これを見たファンは「主催側がイ・スヒョクを人間扱いしなかった」と激しく抗議した。

所属事務所サラムエンターテインメントは9月3日、「イベント過程で発生した予期せぬ事態に深く遺憾の意を表する。当社は今回の件を契機に、より良い方向へ進むよう最善を尽くす」とコメントした。
しかし同時に「何よりも与えられた状況で最善を尽くしたアーティストと、そのアーティストを愛して共にしてくださったファンの真心が意味を失わないことを願う。10年ぶりに実現した今回の出会いが、全員にとって大切な思い出として残ることを願う」と付け加え、状況を美化するような表現にファンは戸惑いを示した。
また、主催側に対してどのような対応をしたのかには触れず、「ファンミーティングのため尽力してくださったすべての協力会社、スタッフ、主催側の皆様に深く感謝する」と述べた。
これに対しファンからは「イ・スヒョクをきちんと待遇し尊重してほしい」「次回のイベントでは主催側の事前調査をしてほしい」「二度とこういうことが起きてほしくない」「次はもっと良い主催側であってほしい」といった反応が寄せられた。
なお、イ・スヒョクは長年所属したYGエンターテインメントを離れ、7月にサラムエンターテインメントへ移籍した。
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