
韓国のテレビ局ENAのドラマ『アイショッピング』に出演し、その演技力で物議を醸したYouTuber兼タレントのDEXが、日韓合作映画『幽霊の家』の主人公に起用された。さらに、スケルトンの金メダリスト出身のユン・ソンビンも出演を決定し、俳優デビューを果たすことになった。
映画『幽霊の家』(チョ・チャングン監督)は、生と死、喪失と自由、出会いと別れを通じて人間関係の温かな絆を描くグルメ・ファンタジーロマンスだ。小説『キッチン』や『とかげ』などで韓国の読者にも馴染み深い日本の代表作家、よしもとばななの短編小説を原作とする。
DEXは、表面上は無関心だが内面は温かい性格の男性主人公「ユンソン」役を演じる。去年、LGU+のドラマ『タロット』で本格的な俳優活動を開始した彼は、今回の作品で映画の初主演を担当する。最近ENAのドラマ『アイショッピング』で不自然な台詞回しと感情表現の乏しさを指摘されたこともあり、今回の作品で成長した演技を見せられるかが注目される。

ヒロインの「セジョン」役には、ガールズグループ「宇宙少女」の元リーダーで女優のチュ・ソジョンが起用された。彼女は最近、ドラマ『離婚保険』や『ホ食堂~時空を超えた恋のシェフ』での演技で女優としての地位を確立しつつある。セジョンは、自分の感情に正直だが現実的な就職準備生として描かれ、ユンソンとの関係を築く人物だ。
「ジュヒョン」役には、LGU+ドラマ『タロット』や『シルバーベルが鳴ったら』などで安定した演技を見せた新人女優パク・ヘリンが抜擢された。ジュヒョンは活発でリーダーシップのあるキャラクターとして、作品に活力を与える役割を担う。
2018年平昌オリンピック・スケルトンの金メダリスト、ユン・ソンビンは、セジョンの元恋人で陶芸の先生「ミンス」役で出演する。スポーツ界を超えて俳優として新たな挑戦に踏み出す。
『幽霊の家』は日韓合作のグローバルプロジェクトで、ZOA FILMSとLKM Factoryが共同制作を担当する。映画『デッドエンドの思い出』や『オクス駅お化け』などを手掛けたZOA FILMSは、今回も安定した制作力を発揮する見込みだ。
この作品は2026年の下半期に日本と韓国でで同時公開される予定だ。
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