

tvNドラマ『暴君のシェフ』(脚本:fGRD/演出:チャン・テユ)の最終回で、ユン・ジヨン(ユナ)とイ・ホン(チェ・チェミン)が現代で再会し、ハッピーエンドを迎えた。
28日に放送された最終回は、ニールセンコリア基準で全国有料世帯視聴率17.1%、最高19.4%を記録。自己最高視聴率を更新しただけでなく、地上波を含む全チャンネル同時間帯で1位を獲得した。
反正を阻止しようとするユン・ジヨンの努力にもかかわらず、最終的に廃主となったイ・ホンは謀反を企てた済山大君(チェ・グィファ)に立ち向かった。ここにユン・ジヨンと水剌間の料理人たち、コンギル(イ・ジュアン)が率いる広大たちも加勢し、より一層心強さを増した。ユン・ジヨンとイ・ホンの奮闘により、国を混乱に陥れた逆賊カン・モクジュ(カン・ハンナ)と済山大君、その一派は悲惨な最期を迎えた。
しかし反乱の炎はユン・ジヨンとイ・ホンにも襲いかかる。ユン・ジヨンがイ・ホンをかばい、済山大君の剣に倒れたのだ。さらにイ・ホンが手にしていた望雲録がユン・ジヨンを元の世界へと戻してしまい、ひとり取り残されたイ・ホンの慟哭が視聴者の胸を締めつけた。
現代に戻ったユン・ジヨンもまた、イ・ホンの叫びを忘れることができなかった。タイムスリップ前の歴史と異なり、延禧君が行方不明になっていた記録を目にしたユン・ジヨンは、イ・ホンが生きているかもしれないという希望を抱き、彼のもとへ戻ろうと試みる。
しかし望雲録は彼女を過去に送ることはなく、イ・ホンへの思いを胸に抱えたまま、ユン・ジヨンはレストランのヘッドシェフにスカウトされ、水剌間の料理人たちにそっくりなシェフたちと再び働き始めた。
いつものように客に料理を披露していたその時、ユン・ジヨンの前にスーツ姿のイ・ホンが現れ、皆を驚かせた。夢でさえ恋い焦がれた顔を前にしたユン・ジヨンは込み上げる感情に涙を流し、彼を抱きしめる。イ・ホンは優しい口づけで応え、感動を深めた。「伴侶になってくれるなら毎日ビビンバを作ってあげる」と言っていたイ・ホンの約束のように、二人が一緒にビビンバを食べる愛らしい姿で『暴君のシェフ』は幕を閉じた。
このように『暴君のシェフ』は、タイムスリップしたシェフ、ユン・ジヨンが王イ・ホンと出会い、料理で彼の傷を癒し、愛を育む過程を描き、多彩な感情を届けた。互いへの深い愛情で時代的な限界を乗り越え愛を育てていく甘いロマンスから、王位をめぐる宮中の暗闘まで、目が離せない展開を繰り広げた。
その勢いに乗り『暴君のシェフ』はtvNドラマ史上初めてNetflixグローバルTOP10非英語TV部門で2週連続1位を達成。また、韓国ギャラップが発表した「2025年9月韓国人が好きな放送映像プログラム」1位、TV・OTTドラマ話題性5週連続1位、出演者話題性5週連続1位を記録し、圧倒的な興行を証明した。海外メディアも『暴君のシェフ』に大きな関心を示し、世界的な人気を享受した。
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