

英国の人気歌手ローラ・ヤングがライブ公演中に倒れ、観客を驚かせた。9月27日(現地時間)、ニューヨークのフォレストヒルズ・スタジアムで行われた音楽フェスティバルで、ローラは歌唱中に突然意識を失い、ステージは中断された。観客は騒然となったが、すぐに医療スタッフが駆け付け、彼女は舞台裏へ搬送された。
この緊急事態を受け、後を引き継いだ歌手レミ・ウルフは観客に向かい「本当に怖かった。でも幸い、友人のローラは舞台裏で無事だ」と伝え、会場を落ち着かせた。ラッパーのドーチーもエールを送り、ローラを励ました。
実はローラはステージに立つ前、「ここ数日、辛い時間を過ごしていた」と吐露していた。彼女は「時には人生を続けられないように感じることもある。でも今日は起き上がってここに来ると決めた。綺麗に見たかったから。人生がレモンを投げつけてきても、私たちはそれでレモネードを作ればいい」と語り、観客の共感を呼んでいた。
ローラは前日の9月26日に予定されていた「We Can Survive」コンサートの出演をキャンセルしていた。マネージャーのニック・シーマンスキーは、自身のSNSで「アーティストのメンタルヘルスに関わる繊細な問題」により出演できなくなったと説明した。その後、ローラ本人もSNSで謝罪し、「しばらく休養を取る予定だ。今後の予定はすべてキャンセルする」と発表した。



ローラ・ヤングは2019年にシングル「6 Feet Under」でデビュー。続けて「Woman」、「Blue (2AM)」などをリリースし、厚いファン層を築いた。2024年にはヒット曲「Messy」で世界的な人気を集め、年初には「アメリカン・ミュージック・アワード」のソーシャルソング部門にノミネートされた。
人気の絶頂にあった彼女だが、2022年には自身のSNSで17歳から統合失調症を患っていることを公表した。「精神状態が自分を定義するわけではない」と語り、「極端な浮き沈みを経験しながら、症状を和らげるために薬を服用している」と明かし、多くの支持と励ましを受けた。
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