
俳優キム・スヒョンの法的代理人である弁護士コ・サンロクが、故キム・セロン氏の死因について「家族との断絶と繰り返された自傷行為の結果」と主張した。
コ弁護士は27日、『「進撃のコビョン」ブログを通じて「故キム・セロン氏の死因は自殺とされている」とし、「今年1月、米国で結婚し新しい生活を夢見ていたが、その結婚が破綻し、帰国後に進めていたカフェ開業計画も頓挫したことで、自らの境遇に深い絶望を感じたようだ」と述べた。
さらに「遺族側代理人のプ・ジソク弁護士が記者会見で『故人は家族も把握できないほど数多くの自傷を繰り返していた』と明らかにしたが、これは私たちの把握している事実と一致している」とし、「故人が繰り返した自傷行為の最後の試みが死に至った」と付け加えた。
また、2022年5月18日の飲酒運転による物損事故について言及し、「事件後、全国的な非難の中で長期の自粛に入り、約3年にわたり不安定な精神状態の中で自傷を繰り返していた。さらにこの期間、家族との関係は実質的に断絶していたことが複数の資料で確認されている」と強調した。
彼は「家族が故人の致命的な自傷をまったく知らなかったというのは理解し難い。これは配慮ではなく関係断絶のサインと見るしかない」と指摘。「故人の自傷行為が飲酒運転事故以降2年以上続いていたことを裏付ける客観的資料をすでに確認している。彼らの沈黙は私の主張を認めたと見なし、反論が出るまでは証拠の公開を控える」と述べた。
さらに、今年初めに故人が米国で結婚していた事実を家族が知らなかったと主張した点についても「理解に苦しむ。彼らが結婚を知らなかったとする発言自体が、家族間の断絶を示している」と語った。
続けて「故人のご両親に問いたい」とし、「友人たちは5月7日の記者会見で公開された音声を聞いて『私たちの友人はあんな罵声を吐く人ではなかった』と言っていた。キム・セウィ氏が公開した音声の声は本当に故人の肉声なのか。本当にその声が『私たちの娘の声に間違いない』とあなた方は答えたのか」と追及した。
そして「あなた方が覚えている故人は、10年ぶりに異国で再会した縁も浅い男性に数百ドルを借り、その男性の質問にすべて答え、未成年時代の性的関係を下品な言葉で語るような人物だったのか。それが本当にあなた方が知る『故人の姿』なのか」と反問した。
コ弁護士は「この事件の本質は証拠の捏造であり、無実の人間を社会的に抹殺した国民的詐欺犯罪だ」と主張。「虚偽の情報が海外メディアを通じて拡散し、俳優個人の名誉と人生を破壊しただけでなく、韓流文化産業全体に悪影響を及ぼした国際的なサイバー犯罪」と指摘し、「国家はこの事件の本質を直視し、捏造と共謀の実態を徹底的に究明し、加害者に相応の厳罰を下すべきだ」と強調した。
最後に「この件に真実が1%もないにもかかわらず、責任を問えないなら司法史の汚点として残る。AI時代、誰もがサイバー犯罪の被害者になり得る以上、国家が放置してはならない」とし、「真実はすでに明らかだ。必要であれば追加証拠の公開も辞さない。虚偽のフレームに加担することは被害者の名誉を踏みにじる行為であり、自らの尊厳を損なうことでもある」と語った。
一方、キム・スヒョンとキム・セロン氏の遺族は、2024年3月から未成年時代の交際をめぐる真実攻防を続けている。遺族は、キム・セロン氏が15歳だった2016年からキム・スヒョンと6年間交際していたと主張したが、キム・スヒョン側は「成人後の2019年夏から2020年秋までの短期間の交際だった」と反論した。その後も疑惑が続いたため、キム・スヒョンは3月31日の記者会見で自ら未成年交際説を再否定。現在も両者の法的攻防が続いている。













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