
大統領夫人が離婚を求めた際、義父が17億円相当を差し出したという驚きのエピソードが公開された。
18日、KBS2に放送される『セレブ兵士の秘密』では、対照的な性格ながら一時代を象徴した2人のファーストレディ、ジャクリーン・ケネディとエバ・ペロンの公的・私的・そして秘められた姿に迫る。
ジャクリーン・ケネディは、当時の米国が思い描いた「完璧なファーストレディ」。そのファッション、話し方、仕草まですべてが「ジャッキースタイル」として流行した。しかし、その華やかさの裏では、夫ジョン・F・ケネディの絶え間ない不倫が続いていた。とりわけ「国民の前での情事」とまで言われたマリリン・モンローとのスキャンダルは、米国全土に衝撃を与えた。
自分がジャクリーンだったらどうするかという質問に、チャン・ドヨンは「まず夫を叩きのめすべきでしょう」と冷静に答えた。
番組では、ジャクリーンが新婚初夜に夫から聞かされた衝撃の告白も明らかになる。その内容を知ったイ・チャンウォンは「離婚どころか結婚無効レベル」と顔をしかめた。
結局、ジャクリーンは結婚3年で義父のもとを訪ね離婚を申し出た。すると義父は「君の夫はすぐに大物になる」と言い、離婚を思いとどまらせるために17億円相当の巨額の金封を差し出した。これにイ・チャンウォンはためらいもなく「それなら我慢して生きます」と笑いを誘った。

それでもジャクリーンは「内助の功の象徴」と呼ばれ、国のイメージを完璧に守り抜いた。ケネディ暗殺直後には、血のついたスーツを脱がないまま葬儀の手続きまで自ら指揮し、その冷静さと胆力は今も語り継がれている。しかし5年後、彼女が下したもう一つの決断は、アメリカ国民の怒りを買うことになる。
「貧しい田舎娘」から女優へ、そしてアルゼンチンの大統領夫人となった「エビータ」ことエバ・ペロン。チャン・ドヨンはエバの演説を聞いて「この勢いなら本人が大統領になってもおかしくない」と感嘆するほど強烈な存在感だった。実際、エバはデモを主導して投獄されていたフアン・ペロンを解放に導き、大統領の座に押し上げた。このとき彼女はわずか26歳だった。
しかしエバは急性虫垂炎の手術中に子宮頸がんを患っていることを知る。さらに、手術中にはエバ本人すら知らされていなかった「ある処置」が行われていたとされる。死後も安らかに眠れず、政治的に利用され続けたエバの数奇な運命は、スタジオをさらに震撼させた。
ジャクリーン・ケネディの再婚相手であるアリストテレス・オナシスとエバ・ペロンを巡る密かなスキャンダルが語られ、「なぜ二人のファーストレディが一人の男を介してつながるのか」という疑問が明らかになる瞬間、MCたちは言葉を失った。
スペシャルゲストとして、KBSドラマ『華麗な日々』に出演中のチョン・イルと、政治学者のキム・ジユン博士が登場。特にキム博士は、国際情勢の中で二人の大統領夫人が果たした役割を生々しく解説し、当時の空気感をよりリアルに伝えた。













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