
警察が、歌手 ソン・シギョンに金銭的な損害を与え、業務上横領の容疑で告発されていた元マネージャー A氏に対し、不送致(不起訴相当)の決定を下したことについて、ソン・シギョンの所属事務所側が立場を明らかにした。
12日、ソン・シギョンの所属事務所SK Jaewonは公式の立場を通じて、「当社は今回の事案を慎重に進めていたところ、身元不明の第三者が永登浦警察署に告訴状を提出した事実を確認した」と明らかにした。
続けて、「SK Jaewonは、長期間信頼を築いてきた元マネージャーとの出来事であるだけに、今回の状況が円満に終結することを望んでいる。しかし、何よりも重要なのは、被害を受けられた方々の状況回復が最優先だと判断しており、各当事者の方々が望まれる方法に従って、謝罪と補償が実現するよう積極的に協力する予定だ」と伝えた。
また、「加えて、今回の事案と関連し、事実と異なる推測や拡大解釈が続かないことを丁重にお願いする」と要請した。
これに先立ち、ソウル永登浦警察署は、A氏の業務上横領の容疑について、嫌疑なしとして不送致処分にしたと明らかにした。これに関して警察は、「被害者であるSK Jaewonの関係者と連絡を取ったが、被害者側はA氏への処罰を望んでおらず、A氏の容疑を断定できず、捜査を続けても不送致決定が明白であるため、これ以上捜査を進める必要がないと判断される」と述べた。
A氏は、ソン・シギョンと長い間一緒に働いたマネージャーで、ダフ屋を取り締まる名目でVIPチケットを横流しし、妻名義の通帳で収益を得るなど、金銭的な損害を与えたとされている。具体的な被害金額は公開されていないが、少なくない金額であると把握されていた。
このようなA氏を告発したのは、ソン・シギョンや所属事務所の関係者ではなく、第三者のB氏だ。告発人B氏は先月10日、告発状で「公演チケットを悪用して私的な利益を追求した状況は、善意の消費者と誠実な従事者に直接的な被害をもたらすため、法と原則に基づき厳正な措置が必要である」として捜査を促した。しかし、ソン・シギョン側がA氏の処罰を望まなかったため、捜査が終結した。













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