グループENHYPEN(エンハイプン)が1年にわたるワールドツアーの大長征を終えた。約67万6,000人のENGENE(エンジン・ファンダム名)とともに歩んだツアーのフィナーレだ。
ENHYPEN(ジョンウォン、ヒスン、ジェイ、ジェイク、ソンフン、ソヌ、ニキ)は、10月24日から26日までソウル・松坡区オリンピック公園KSPO DOMEでアンコール公演「ENHYPEN WORLD TOUR『WALK THE LINE』: FINAL」を開催し、大盛況のうちに幕を閉じた。レーベルBELIFT LABによると、3日間で約3万人の観客が視界制限席まで埋め尽くし、日本、アメリカ、タイ、イギリスなど90の国と地域からオンライン生配信を通じてファンが見守ったという。


この公演は、1年間のツアーで培ったENHYPENのエネルギーと自信がそのまま凝縮されたステージだった。緻密なボーカルとパワフルなパフォーマンスが3時間にわたり続き、観客の熱い歓声で会場は熱狂の渦に包まれた。
新たに追加されたセットリストとバンドライブが公演をさらに豊かに彩った。ツアータイトル曲「WALK THE LINE」で幕を開けた彼らは、「Future Perfect(Pass the MIC)」「Blessed-Cursed」など力強いオープニングで一気に雰囲気を盛り上げた。デビュー曲から2024年6月に発表したミニ6集『DESIRE : UNLEASH』の収録曲まで、グループの歩みを総括する25曲以上を披露し、幅広い音楽的スペクトラムを示した。
ユニットステージや楽器演奏、ソロパフォーマンスも見どころだった。ジェイ、ジェイク、ソンフンのユニットによる「Lucifer」、ジョンウォン、ヒスン、ソヌ、ニキの「Teeth」は個性あふれる舞台で新たな魅力を放った。ヒスンとジェイはそれぞれピアノとギター演奏で感性を添え、ニキは「Daydream」前の力強いソロダンスで視線を釘付けにした。



観客との交流も光った。メンバーたちは花道を自由に駆け回りながらファンとの距離を縮め、移動カートに乗って2階席を回り、一人ひとりと目を合わせようとした。用意されたアンコールステージをすべて終えた後も再び登場し、最後の瞬間までファンと心を通わせた。
ENHYPENは「『WALK THE LINE』を通してさまざまなスタジアムを巡り、世界中のENGENEの皆さんと多くの思い出を作ることができた」と語り、「今回のアンコール公演はこの1年間で積み重ねたノウハウをすべて見せようという気持ちで臨んだ。ステージの始まりからENGENEと一緒に舞台を作り上げることができて本当に幸せだった」と感想を述べた。
続けて「今日だけは悩みや不安を忘れて、僕たちのステージが明日を生きる力になればうれしい。7人の旅を共にしてくれてありがとう。これからも誇りを持って見守ってほしい。素晴らしいアルバムで戻ってくる」と付け加えた。



ENHYPENは『WALK THE LINE』で19都市・32公演を開催し、計67万6,000人のENGENEと出会い、自身最大規模のワールドツアーを完成させた。公演地のほとんどが即完売し、デビューからわずか4年7か月で日本のスタジアムに立つなど、ライブパフォーマンスの実力者としての存在感を存分に示した。
一方、アンコール公演を記念した都市型プレイパークイベント「ENHYPEN THE CITY SEOUL」も同時開催され、ENGENEはもちろん市民も共に楽しめる「祭りの場」となっている。ソウル主要ランドマークでは大規模メディアファサード映像や盤浦大橋のムーンライトレインボー噴水ライトショーが26日まで展開され好評を博した。そのほか、飲食コラボやポップアップストア、フォトブースなど多彩なコンテンツが年末まで続く予定だ。













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