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「ゼロカロリーなのに太る」!?「ゼロ」を支える甘味料9種の正体と意外な落とし穴

有馬侑之介 アクセス  

引用:Shutterstock
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カロリーゼロ飲料や糖類ゼロアイスクリームなど、様々な種類のゼロ食品が登場している。これらの製品には、カロリーが高い砂糖の代わりに代替甘味料が使用されている。製品ごとに原材料名を見ると、同じゼロ製品でも異なる成分が含まれていることが容易に分かる。各成分にはどのような違いがあるのだろうか。

代替甘味料は大きく4種類、▲合成甘味料 ▲天然甘味料 ▲天然糖 ▲糖アルコールに分類される。合成甘味料は人工的に合成・製造された甘味料で、スクラロース・アスパルテーム・サッカリンなどがある。天然甘味料は植物の葉や種子など自然から抽出された甘味料で、ステビアやラカンカなどがある。自然界で生成される糖である天然糖には、キシロース・アロース・タガトースなどがあり、糖に’-OH基’を付けてアルコールに変えた糖アルコールには、キシリトール・マルチトール・エリスリトールなどがある。

食品に使用される甘味料はすべて安全性検査を経ており、適量摂取であれば有害ではない。しかし、通常だと体内に吸収されないものが多く、過剰摂取すると腹痛や下痢などを引き起こす可能性があるため、1日当たりの推奨摂取量を守ることが望ましい。また、炭水化物を部分加水分解することで形成されたマルトデキストリンが原材料名に含まれている場合、血糖値を高める可能性があるため、注意が必要だ。

▶スクラロース=主にゼロシュガー炭酸飲料に使用される。カロリー、血糖指数ともに0。甘さは砂糖の600倍と高めで、1日当たりの摂取許容量は15mg/kg。

▶アスパルテーム=主に焼酎やマッコリなどに使用される。アレルギーや癌を引き起こす可能性があるという有害性の論争があったが、多量摂取しない限り問題が生じないことが確認され、論争は一段落した。カロリー、血糖指数ともに0。甘さは砂糖の200倍で、1日当たりの摂取許容量は40mg/kg。

▶ステビア=カロリー、血糖指数は0で、インスリン分泌細胞を刺激し血糖調整に役立つとされる。甘さは砂糖の200~300倍で、合同食品添加物専門家会議(JECFA)によれば、1日当たりの摂取許容量は4mg/kg(ステビオール換算)。

▶キシロース=白樺やカエデから抽出される天然糖で、体内で血糖分解酵素の活性を抑制し、砂糖の吸収を減少させる。カロリー、血糖指数ともに0で、甘さは砂糖と同程度。

▶タガトース=カロリーは1.5kcal/g、血糖指数は3。過剰摂取には注意が必要。甘さは砂糖の約92%とやや低い。

▶アロース=熱に強く、食品業界で広く使用される。血糖指数は0、カロリーは0.4kcal/gと低め。甘さも砂糖の70%と低く、かなりの量が使用される可能性があるため、カロリーを確認することが望ましい。1日当たりの摂取許容量は0.4g/kg。

▶キシリトール=カロリーは2.4kcal/g、血糖指数は12。多量摂取は避けるべき。甘さは砂糖と同程度で、爽やかな味がする。1日当たりの摂取許容量は5~10g。

▶マルチトール=加工形態によって血糖値を上げる可能性があるため注意が必要。血糖指数は35~52。甘さは砂糖の約75%程度で、多量に使用される可能性があるため、栄養成分表示をよく確認することが望ましい。カロリーは2.1kcal/g。

▶エリスリトール=他種に比べ、最も砂糖と似た味がする。血糖指数、カロリーともに0だが、心血管疾患患者を対象とした研究で、血液中のエリスリトール濃度が高いと心臓麻痺や脳卒中のリスクが上昇する可能性があるとの報告がある。1日当たりの摂取許容量は5g/kg。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

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