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「◯◯食べると夢が変わる!?」夜に摂ると“悪夢率アップ”の食べ物、1位はあの身近な食品だった

荒巻俊 アクセス  

「牛乳一杯が快眠を促す」というのはよく耳にする話だ。しかし、最近発表された研究では、就寝前に乳製品を摂取をするとかえって睡眠の質が低下し、夢の内容までも変える可能性があるという結果が示された。

特に乳糖不耐症の人ではこの傾向が顕著であり、乳製品が“悪夢を引き起こす引き金”になりかねないと指摘されている。

◆ 乳製品摂取後、奇妙な夢を見る?

カナダにあるモントリオール大学の研究チームは、国際学術誌『フロンティアーズ・イン・サイコロジー(Frontiers in Psychology)』を通じ、乳製品と夢の関連性に関する研究結果を発表した。彼らは、マキュアン大学心理学科の大学生1,082人を対象に、食習慣や味覚の感受性、睡眠の質、夢の頻度と情緒的特性を分析した。アンケートを通じて、特定の食品が睡眠に与える影響を自己報告形式で調査し、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)で睡眠状態を定量化した。

写真:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

回答者の40.2%は、食べ物が睡眠全般に影響を与えると感じており、このうちの5.5%は、夢の内容も食べ物に関連していると答えた。特に乳製品は、デザート類(22.7%)や辛い食べ物(19.5%)に次いで、睡眠に悪影響を与える食品の第3位(15.7%)として挙げられた。ハーブティー(13.4%)や果物(17.6%)、野菜(11.8%)が睡眠に良い影響を与える食品として挙げられたこととは対照的だ。

◆ 乳糖不耐症がある場合はさらに注意が必要

今回の研究で最も注目すべき点は、乳糖不耐症の人ほど、乳製品を摂取した後に悪夢や奇妙な夢を見る確率が高かったことだ。彼らは「悪夢障害指数(NDI)」と胃腸症状スコアが共に高い。これは、胃の内部の不快感が睡眠中の夢の内容にまで影響を与えた証拠と解釈される。腹部膨満や消化不良などの身体的な不快感が脳の活動を刺激し、その感覚が夢の形で反映される可能性があるという説明だ。

◆ 乳製品が夢に影響を与える理由は?

研究チームは、乳製品自体が夢を誘発するのではなく、乳製品を消化する過程で生じる身体反応が、睡眠中の感情や感覚に影響を与えると見ている。特に乳糖不耐症の人や、就寝前に乳製品を摂取したことが原因で胃の不快感を経験したことがある人は、睡眠の質が低下する可能性が高い。単なる胃の不快感にとどまらず、レム(REM)睡眠の周期自体に干渉し、夢の内容がより不快で奇妙なものになる恐れがあるという。

引用:shutterstock.com
引用:shutterstock.com

◆ 快眠を望むなら夕食のメニューから見直しを

今回の研究は、食べ物が夢に影響を与える可能性を大規模かつ体系的に分析した初の事例だ。特に、普段何気なく摂取する乳製品などの食品が、睡眠や感情に影響を与えることを科学的に裏付けた点で、非常に意義深い研究と言える。研究チームは「食べ物に敏感な人ほど、食生活をコントロールすることで、悪夢の頻度を減らしたり、睡眠の質の低下を緩和できる」と述べている。

もちろん、乳製品を摂取したすべての人が夢を見るわけではない。しかし、普段から夢を見る頻度が多い人や、就寝前に乳製品を摂取すると胃の調子が悪くなる人は、食習慣を見直す必要がある。快眠は1日の回復であり、夢は脳が感情を処理するための“心のメカニズム”とも言える。寝る前に飲む一杯の牛乳が、必ずしも役立つとは限らない。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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