メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

【食中毒の最悪形】刺身から腸チフス感染から敗血性関節炎に拡大、6週間の激痛と歩行訓練に追い込まれた女性

竹内智子 アクセス  

引用:デイリー・メール
引用:デイリー・メール

オーストラリア在住の30代女性がインド旅行中に高級和食店で刺身を食べた後、腸チフスに感染し、歩行困難な状態で入院するというショッキングな出来事が起きた。

10日(現地時間)、英紙「デイリー・メール」の報道によると、ダニエル・ヘンドリックスさん(32)は自身のSNSを通じて、インドの高級日本料理店で刺身を食べた後に腸チフスを発症した体験を明かした。彼女は料理の見た目に不安を感じつつも、高額だったため仕方なく口にしたと語った。

旅の途中で腹痛を感じたが、たいしたことはないと判断し、帰国後の倦怠感や吐き気も、長旅の疲れによる一時的なものだと軽く考えていた。しかし症状は徐々に悪化して運動後に激しい痛みや腰のこわばりが生じ、今年2月には勤務中に視界がぼやけ、呼吸困難に陥り、倒れかけるという事態にまで発展した。その後、3時間近く身動きが取れず、救急車で病院へ搬送され、複数の検査の結果、腸チフスと診断された。彼女は、痛み止めも効かない激しい筋肉の痙攣と痛みに悩まされたと語っている。

ソウル大学病院の医学情報によると、腸チフスはサルモネラ菌の一種に感染した人の排泄物で汚染された食品や水を摂取することで感染する。潜伏期間は摂取した菌の量によって異なるが、一般的には1〜3週間である。主な症状は発熱で、悪寒、頭痛、全身の倦怠感、食欲不振、嘔吐、下痢または便秘などの消化器症状を伴うことがある。

英国では、腸チフスは主にインド、バングラデシュ、パキスタンへの旅行中に感染するケースが多いとされている。ヘンドリックスさんは、自身が食べた刺身が汚染された水で解凍されていた可能性があると指摘している。治療の過程では、腸チフスの稀な合併症である「敗血性関節炎」にまで発展し、股関節への感染により激しい炎症と痛みに見舞われた。6週間の抗生物質治療を受け、再び歩く方法を学び直さなければならなかったという。

こうした中、英国保健当局は最近「腸チフスおよび類似感染症の報告件数が過去最多水準に達している」と警鐘を鳴らしている。英国保健安全庁(UKHSA)によると、2024年の腸チフスおよびパラチフスの感染件数は702件で、前年より8%増加した。特に抗生物質が効かない「スーパーチフス」がパキスタンなどで急速に広がっており、重篤な合併症を引き起こすリスクが高まっているという。

これから夏の休暇シーズンを迎える中、海外旅行を計画している人は、現地で流行中の感染症について事前に調べ、十分な対策を講じることが求められる。医療関係者によれば、旅行前に韓国疾病管理庁が運営する「海外感染症NOW」などの公式サイトを通じて、訪問国の感染症発生状況を確認することができる。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[ライフスタイル] ランキング

  • 「寝室の明かり」が心臓に負担をかける?女性や若い世代で影響が大きい傾向、最新研究が報告
  • 「幼少期の腸内細菌が将来の不安とうつを左右する!」UCLA研究が明らかにした、腸と脳の驚きの関連性
  • 「週に1回食べるだけ!」8,000人を3年間追跡調査で判明、“認知症発症率”が24%低下する“究極の食材”
  • 【衝撃】白髪は“がん細胞”と戦った証?東大研究「髪の色を犠牲にした体の防衛反応」
  • 「富裕層の病から貧困の病へ…」世界で広がる肥満危機、国連が深刻警告
  • 人工視力が現実に! 欧州で38人の失明患者が光を取り戻す快挙

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • 信頼を裏切る“最低の犯罪”…登録者60万人の人気YouTuber、児童ポルノ所持で逮捕
  • 「未知のDNAが30%」…メキシコで公開された“宇宙人ミイラ”、人類の常識が揺らぐ
  • サムスンが“二度折れるスマホ”を初公開…次世代モデル「トライフォールド」に世界が注目
  • 「6年連れ添った夫婦が親族だった⁉︎」台湾で発覚した“まさかの血縁婚”、愛は法に阻まれた

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • 信頼を裏切る“最低の犯罪”…登録者60万人の人気YouTuber、児童ポルノ所持で逮捕
  • 「未知のDNAが30%」…メキシコで公開された“宇宙人ミイラ”、人類の常識が揺らぐ
  • サムスンが“二度折れるスマホ”を初公開…次世代モデル「トライフォールド」に世界が注目
  • 「6年連れ添った夫婦が親族だった⁉︎」台湾で発覚した“まさかの血縁婚”、愛は法に阻まれた

おすすめニュース

  • 1
    「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開

    フォトニュース 

  • 2
    「もう一度だけ、一緒に泳ぎたい」…沈む子を支えた母イルカの“切なすぎる祈り”

    トレンド 

  • 3
    【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来

    フォトニュース 

  • 4
    1億円のピカソ作品「輸送中に消失」…警察が突き止めた“意外すぎる真実”

    トレンド 

  • 5
    【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始

    モビリティー 

話題

  • 1
    【いかれた恋心】愛人のために妻を7度毒殺しようと…息子まで巻き込んだ“狂気の父”を逮捕

    トレンド 

  • 2
    「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露

    フォトニュース 

  • 3
    「会計が遅すぎる!」20代女が他の客をナイフで刺す…米ショッピングモールで衝撃事件

    トレンド 

  • 4
    ダイハツ、伝説の「ミゼット」復活…電動時代に小さな革命が始まる

    フォトニュース 

  • 5
    クマと闘った60代男性、奇跡の生還…「妻を守るため」全身で挑んだ“壮絶な死闘”の全貌

    トレンド