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「低糖=健康じゃない!」ダイエット食品の”あの成分”で脳卒中リスク上昇↑、健康志向が裏目に

望月博樹 アクセス  

引用:Getty Images*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Getty Images*この画像は記事の内容と一切関係ありません

低糖アイスクリームやプロテインバーなどのダイエット食品に添加される甘味料のエリスリトールが、脳卒中や脳損傷のリスクを高める可能性があるという研究結果が発表され、注目を集めている。

科学専門メディアのサイエンスアラートは現地時間22日、砂糖の代替品として広く利用されるエリスリトールが、心臓の健康を脅かし、脳卒中のリスクを増加させる可能性があると報じた。

コロラド大学の最新研究によれば、エリスリトールは有害物質の遮断と栄養素の取り込みを担う脳の防御システム「血液脳関門」を損なう恐れがあることが明らかになったという。

研究チームは、血液脳関門の細胞を、エリスリトールを含む清涼飲料を摂取した後に通常観察される濃度のエリスリトールに曝露させた。その結果、細胞損傷の連鎖反応が確認され、これによって脳が血栓に対してより脆弱になる可能性が示された。

健康な血管は、臓器がより多くの血液を必要とする際に拡張し、需要が少ないときに収縮する、いわば交通誘導員のような役割を果たす。このバランスは、血管を拡張させる一酸化窒素と血管を収縮させるエンドセリン-1という二つの重要な分子によって維持されている。

今回の研究では、エリスリトールが一酸化窒素の生成を抑え、エンドセリン-1の生成を促進させることで、この重要なシステムを乱すということが示された。その結果、血管が過度に収縮し、脳に供給される酸素や栄養分が不足する可能性がある。この不均衡は、脳の血管が塞がってしまう血栓によって引き起こされる虚血性脳卒中の発症に繋がる恐れがある。

さらに、エリスリトールが血栓に対する体内の自然な防御機構を阻害することも判明した。通常、血管内に血栓が形成されると、細胞は組織プラスミノーゲン活性化因子という「血栓溶解薬」を分泌し、脳卒中が発生する前に詰まった血管を溶解する。しかし、エリスリトールはこの保護機構を遮断し、血栓が自由に損傷を引き起こしやすい状況を作り出す可能性がある。

過去の大規模な観察研究によると、エリスリトールを定期的に摂取する人々は、心臓麻痺や脳卒中を含む心血管疾患のリスクが著しく高いことが示されているという。

クリーブランド・クリニックのスタンリー・ヘイゼン博士率いる研究チームが、4,000人以上のアメリカ人およびヨーロッパ人を対象に調査を行った結果、血中のエリスリトール濃度が高い人々は、3年以内に心臓麻痺や脳卒中を経験する確率が高いということが明らかになった。

ヘイゼン博士は「エリスリトールが血液凝固のリスクを増大させる可能性がある。一般的な『ケトフレンドリー』加工食品に含まれるエリスリトールは、血中のエリスリトール濃度を1,000倍にまで上昇させ、血液凝固のリスクを高めやすい」と警告している。

他の代替甘味料に比べ、より砂糖に近い特性を持つエリスリトールは、食品製造業者の間で人気が高まっている。スクラロースは砂糖の320倍の甘さを有するが、エリスリトールは砂糖の約80%の甘さであるため、幅広いレシピに簡単に応用できる。

また、アスパルテームやスクラロースといった人工甘味料とは異なり、エリスリトールは微量ながら体内で生成される天然の化合物だ。この分類により、エリスリトールは「体重管理のために人工甘味料の使用を推奨しない」という最近の世界保健機関(WHO)のガイドラインの対象外となっている。

望月博樹
CP-2023-0364@fastviewkorea.com

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