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2025年08月06日水曜日
ホームライフスタイル「耳かき、実は不要?」耳垢は“耳の守護神”だった!専門家が語る意外な真実

「耳かき、実は不要?」耳垢は“耳の守護神”だった!専門家が語る意外な真実

ゲッティイメージバンク]

水遊び後、耳に水が入った場合は水分を取り除く必要がある。湿気が長く残ると細菌が急速に増殖するためである。耳垢は外耳道に存在する。外耳道は耳介から鼓膜までつながる通路であり、ここで外部から入った埃や、耳の中で生じた角質、汗腺の分泌物が混ざり合って耳垢が作られる。

耳垢のタイプと量は人種や体質によって異なり、欧米人は概して柔らかく湿った耳垢を持つのに対し、アジア人はほとんどが固く乾燥した耳垢を有する。また、体質的に耳垢腺という汗腺の分泌物が多い人は、黄褐色でべたつく柔らかい耳垢ができることもある。日常的に「耳くそ」と呼ばれる耳垢は、一般的に不潔なものと認識され、他人に見られると恥ずかしい思いをする。また、耳垢を取り除くことで、耳の中の余分な角質が除去されたようなすっきり感と爽快感を味わうことができる。

耳垢は必ずしも取り除く必要がない。人によって耳垢の量や乾燥具合は異なるが、実は最良の除去方法はそのままにしておくことである。耳垢は外耳道の自浄作用により自然に排出され、会話や咀嚼の過程で自然に外へ押し出される。したがって、特に問題がなければ無理に取り除く必要はない。むしろ、無理に耳垢を取ろうとすると逆に耳の奥に押し込んでしまって、耳道や鼓膜を傷つける可能性がある。

耳垢は単なる角質の塊ではなく、耳の健康を守る重要な防御壁である。外耳道を保護し、細菌の増殖を抑え、弱酸性の状態で病原菌の繁殖を防いでくれる。また、抗菌成分であるリゾチームを含み、自己で菌を除去する能力も備えている。さらに、水分を吸収して炎症を予防し、耳内環境の健康維持に貢献している。

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