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2025年08月15日金曜日
ホームライフスタイル頚椎ヘルニア患者にクロールは危険?専門家が教える「正しい泳法」選び

頚椎ヘルニア患者にクロールは危険?専門家が教える「正しい泳法」選び

引用:depositphotos

近年の猛暑と夏休みが重なったことで、若い世代を中心に涼しい水中で運動を楽しむ人が増加している。

11日、バルンセサン病院によれば、水泳は水の抵抗によってカロリーを消費する有酸素運動であり、浮力のおかげで脊椎や関節への負担が少ない。したがって、腰椎ヘルニアや関節炎を抱える人でも比較的安全に行える運動として知られている。全身を均等に使う水泳は心肺持久力とバランス感覚の向上に効果的であり、体重70kgの成人が1時間泳ぐと約600~700kcalを消費し、ダイエットにも有効である。

ただし、脊椎疾患がある場合は泳法の選択に注意が必要である。クロールと背泳ぎは体をまっすぐに伸ばした状態で全身を使って前進するため、水の抵抗を通じてコアと筋力をバランスよく鍛えることができる。クロールと背泳ぎは腰に良い泳法であり、特に腰椎ヘルニアや腰痛がある場合は、背中を水面につけた状態で腕をかく背泳ぎが腰への負担を最も軽減する。一方、腰を後ろに反らせるバタフライや、腰の力で上下に動く平泳ぎは避けるべきである。

頚椎ヘルニア(頚椎椎間板ヘルニア)がある場合は、首を固定したままゆっくり動ける泳法を選ぶことが望ましい。クロールは呼吸する際、頭を繰り返し左右に方向転換する必要があるため、首に負担をかける恐れがある。

専門家は「水泳は脊椎の健康に良いリハビリ運動だが、患者の状態に合わない泳法を選ぶと逆に症状を悪化させる可能性がある」と述べ、「クロールは腰への負担が少ないため腰椎ヘルニアや腰痛の患者に適しているが、首を左右に動かす必要があるため、頚椎ヘルニアの患者には推奨しない。良い運動だからといって無条件に真似るのではなく、自分の体の状態と体力に合った泳法と運動量を選ぶことが重要である」と説明した。

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